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経営学講座v2「みんな大好き任天堂」

21世期はデジタル・プラットフォームの時代です。
デジタル・プラットフォームとはITを用いて第三者に場を提供するもののことです。

今日の世界的なビッグ企業であるGAFA、いわゆるGoogle,Amazon,Facebook,
Amazonはプラットフォーム型のサービスを提供
し、ここまで大きくなりました。

多くの関係者を一度に集め、なんらかの取引のインフラを提供するのがプラットフォームの役割です。

日本でもメルカリが非常に有名です。直接、買いたい人と売りたい人を繋げ、間のひとを省いたこのサービスは革新的で日本の多くのひとが利用しています。

また、メルカリの独自の決済サービス「メルペイ」により、キャッシュレスでより簡単に決済をすることが可能になりました。メルペイはコンビニをはじめ、多くの企業と提携することで自社の決済サービス普及からプラットフォームの利用増大を目指しています。

メルカリはプラットフォームの成長に伴い、出品手数料や成約手数料で利益を上げています。


プラットフォームとして成功した企業では、家庭用ゲーム機の任天堂があげられます。

任天堂はファミコンなどのハードだけでなく、ゲームソフトそのもの品質を高く持ち続けることを第一に考えました。

ゲーム機自体は普及のために安く販売します。ゲーム機が普及するまでは自社開発の面白いソフトで牽引します。そして、ゲームソフトの定価自体は高く設定し、ロイヤリティなどの収益をあげます。


ファミコンの場ビジネスとしてのターゲットは、ユーザーと共に大手ソフトメーカーでした。

任天堂はゲーム機だけでなくゲームソフトの質にこだわりました。なぜなら、ユーザーはそこで遊べるゲームソフトを買うからです。ゲームソフトの質が高ければ、ゲーム機自体の販売も伸びてきます。


標準となる規格だけつくって自ら儲けることができなかったIBM PCとは異なり、任天堂は自社とその関係者が安心して投資し、利益を享受できる「共生システム」としてのプラットフォームをつくり上げました。

これからはますますゲームソフトの開発は重要になってきます。特に品質が良く多くのユーザーが参加できるものは、後にeスポーツの競技種目にも採用される可能性があるからです。

eスポーツは未来のオリンピック種目にもなると言われています。この産業は今後とても熱いです。ゲームにおいては身体的なハンデがそこまでないので、高齢の方でも活躍できる可能性があり、通常のスポーツよりも多くのプレーヤーが参加できるのです。

単純にゲームで遊ぶことから、世界的トッププレーヤーを目指してゲームをする人まで出てくる、時代がすぐそこまで来ているのはとても面白いですね。


参考・引用文献
すべての働く人のための新しい経営学/三谷宏治/Discover ディスカバー・トゥエンティワン


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