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15皿目:スリランカの医食同源@ミリス 八王子

憂鬱な健康診断日


 本日は有給休暇を取り、健康診断のため八王子の健診センターへ向かった。私は健康診断が苦手。特に勤務先の健康診断は憂鬱で仕方がない。本日の健康診断は、健保組合経由の無料で受けるられるのだが、それでも気が進まない。 とはいえ、50歳も半ばを過ぎたら、半年に一度のメディカルチェックは必要と自分に言い聞かせて受診するのである。。。

無事健診終了


 健診センターの健康診断はまるでベルトコンベアーの流れ作業のようだ。大量な数を捌かないとペイできないのだろう、正味1時間もかからず終わってしまった。 さて、今日は半年ぶりの有給休暇、羽を伸ばして八王子でダルバートでもと思ったが、八王子にはめったに足を踏み入れないので知っている店は無い。ここはGoogle先生に頼るしかなさそうだ。

「八王子 ダルバート」でググるが、なかなかお店がヒットしない。八王子はダルバート砂漠地帯なのだろうか。そうこうしているうちに「スリランカ料理 ミリス」さんを見つけた。ダルバートではないが、うだるような暑さで立っているだけでしんどい。今日はこちらに決めた。ランチは午後3時までとあるのでまだ時間に余裕はある。

いざ入店

 GoogleMAPの案内に従い歩いていく。お店は八王子の繁華街からは少し離れたところにある。とある角を曲がると「ミリス」看板が見えてきた。どうやらここらしい。お店の外観はこじんまりとしたオシャレなカフェみたいだ。

いわゆるインネパ料理店とは違う店構えだ

 ちょうど先客のご婦人客と入れ違いで着席する。お店の中は決して広くはないが、スリランカに関するグッズなどで飾られオシャレな雰囲気だ。

お店は広くはないが整然としてオシャレな雰囲気だ

ランチのメニューはこちら。今日は「アーユルヴェーダ家庭料理」のプレートで決めていた。迷わず「アーユルヴェーダ家庭料理」をオーダー。サバのカレーが入っているが大丈夫かと聞かれるが問題ないのでそのままオーダー完了。しかし「アーユルヴェーダ」とは??

隣の席の方が注文したカレーがとても美味しそうだった・・・次回はカレーにしよう

いざ、実食

彩が鮮やかで食欲をそそる

 まず、彩が鮮やかで、ネパールのダルバートの武骨さとはまた違った魅力がある。スタッフの方に「アーユルヴェーダって何ですか?」と尋ねたところ、丁寧にいろいろ説明していただいたが、つまりは「スリランカの医食同源」のようだ、つまり薬とかで健康になるのではなく食生活を通じて健康で豊かな生活を送るようにといった考えらしい。

このプレートは、野菜(サラダ)とカレー(今日はサバカレー)とライスに分かれていて、それぞれの味を楽しむ、あるいは混ぜて食て組み合わせを楽しんだりと、人それぞれの楽しみ方があるとのこと。

ちなみに、この料理にはお勧めの食べ方があるとのことで、小さなパンフレットを見せてもらった。

この食べ方のように食べてみよう

 色々説明していただいたが、情報量が多すぎて頭に入りきらない。とにかくお勧めに従い、まずはサラダから。
 野菜(サラダ)は、味付けが優しく、とてもあっさりしている。もっとスパイスが効いたアクセントがある味だと思ったが全くそうではない。体にやさしいのがよくわかる。
 カレーのサバも、全く辛くなく「カレー風味」といってもよい、おとなしい味付けだ。
 野菜(サラダ)は、青菜、カボチャなど味付けがやしいので、野菜自体の味がよくわかる。野菜ってこんなに味が濃いのかあらためて思った。
 ライスはおそらくパスティマライス。粒が小さくて細長く、野菜(サラダ)と混ぜるて食べると止まらなくなる。

上にあるのがサバカレー
カボチャが美味しい
全部混ぜ合わせると至福の味だ

食べている途中、「これで辛くしてください」とお店の方が唐辛子ベースの調味料を持ってきてくれた。これを追加すると、確かに辛味がアップして美味しい。カレー自体スパイスは抑え気味なのでアクセントが効いて食が進む。

唐辛子ベースの調味料、激辛ではない

 健康診断前の食事制限もあったせいか、あっという間に完食。おいしそうなデザートがあり追加注文しようと思ったが、次回の楽しみにしておこう。

お店の方と常連らしい方の会話を聞く限りでは、どうやらこのお店はランチだけでなく、ディナーにも力を入れているようだ。近場の人がうらやましい。

 八王子という思わぬ場所で、生まれて初めてスリランカ料理を体験できた。健康診断の後のスリランカの医食同源とは何というめぐりあわせか。
 八王子は決してご縁のある土地ではないのだが、再訪する理由が一つ見つかったようだ。ぜひまた再訪したい、できればディナーで。

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