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レポート:勝央まちづくりサロン「テーマ:SNSとまちづくり」(6月15日)

 この記事では6月15日に開催された、勝央まちづくりサロンの活動報告をさせていただきます。岡山県勝央町(しょうおうちょう)で「まちづくり」の立場から民間、行政、住民を巻き込んで、まちを元気にする取り組みを行っています。一般社団法人しょうおう志援協会が主催です。

https://www.facebook.com/kokorozashi.sharespace

 2020年3月から開始し、毎月開催しています。これまで、「観光」、「婚活」、「移住」などをテーマとして、楽しくお話をしてきました。感染症対策でオンライン開催が多いですが、感染が落ち着いたら、会場での開催もできればと考えています。ちなみに、前回2021年5月は「姉妹都市・友好都市」をテーマに開催しました。

1.今回のテーマは、SNSとまちづくり

 今回は、「SNSとまちづくり」をテーマとして開催しました。今回、世間で情報源として普及しているSNSについて、まちづくりに活用する可能性について伺えればと考え、「SNSクリエーター」としてご活躍の清末大翔(きよすえひろと)さんを話題提供者としてお呼びして、今後の活用方法について話し合いました。

 清末さんは地元大阪府阪南市や、福井県勝山市、鯖江市、奈良県斑鳩町でのワーケーションを通じて地域のSNS発信の重要性をお伝えしています。

清末さんのFacebook
https://www.facebook.com/hiroto.kiyosue

Instagram
https://instagram.com/tourism_hiroto?igshid=1rqv77loe77z9

電子書籍:観光業の復活をもたらすSNSクリエイターの使命とは

 今回、参加者から「SNSでないと届かない人にどうやって届けるのか」関心があるというコメントがありました。私もそうですが、これまでの新聞やメディアなど以外、SNSで情報収集をする人も多くなっています。さらに地域を離れてリアルに会えない、行けない状態の人も、その地域のことについてSNSで情報を収集をする人も多いと思います。

 SNSでないと情報届かない人がたくさんいる中、どうやって情報を届けるか、考えていきました。

 今回の参加者は清末さんの元でSNS発信を学んでいる方も多く参加してくださり、北海道、富山県、静岡県など、幅広い地域からご参加いただきました。途中で抜けた方、途中参加の方も含めて合計30名の方にご参加いただきました。

2.SNS発信に大切なことは「想い」

 話題提供の中での、清末さんのお話をまとめてみます。

 中の人があまり気づいていない、外から見た魅力について、発信することができることが大切。外からの人に魅力に気付いてもらい、その地域を訪れたり、ものを買ってくれたり、暮らしたいと思ってくれたりします。

 そして、土台として、地域の人が魅力に気付いて、シビックプライドを持てるようにすること。まちの魅力を伝えたいという気持ちが大切にもなります。自分の「まち」がどういう「まち」であるのか、振り返ることが大切なのかもしれません。

 インスタグラムは若干若めの人対象でストックが見やすい、facebookは若干年代高めで詳しいコンテンツの紹介など、とツールに合わせて使い分けができればという説明をしていただきました。まちづくりについては、観光、移住などはインスタグラムが相性が良いという話を伺いました。

 ワンポイントとして、SNSは営業感が出ると、逆効果。コミュニケーションツール。伝えることを押さえて、想い、ストーリー、日々のできごとを伝えることが重要ということも教えていただきました。

3.地域で魅力的な人とSNSが得意な人が協力できれば

 今回、お話はまちづくりとSNSのマッチングについてのお話に進んでいきました。

 地域の魅力を知っている人、魅力的な人がSNS発信が得意かと言えば、なかなか難しいところがあります。今回の参加者の話で出たのは、例えば、岡山で言えば、魅力的な桃農家の方がたくさんいますが、高齢の方が多く、発信が苦手な方もいらっしゃいます。そんな方に発信が得意な方とマッチングすることで、いろんな方にまちの魅力を伝えることができると思います。

 清末さんの活動される大阪府阪南市の取り組みでは、商工会の方でSNSで発信を少しやっている事業所さんに指導して、スキルアップを進めていけるように、ECサイトの運営も含めて、提案をされているということでした。まちづくりとSNSの関係では、行政主体だけでなく、民間が主体で進めるということで原動力になるというお話を受けました。行政だと首長が変わって方針が変わったり、校閲が面倒だったりと制約もありますね。

4.プレーヤー同士win-winの関係をどう作っていくかが鍵

 まちづくりの活動をされている方によっては、経済的に負担できる金額には差があるとは思いますが、SNSを通じた発信を学び、仕事にしていこうという人と、想いが合致すれば、お互いにwin-winとなる着地点があることと思います。

 SNSクリエーターの方にも、ただ収入を得るだけでなく、地域や社会のために貢献しながら活動したいという方がたくさんいらっしゃるということを知ることができました。まちづくりをしている側も、SNS発信が得意な方で想いのある方とうまくつながって、ともに高め合える関係でありたい、と感じる会でした。

 今後も、清末さんの活動を通じて、刺激を受けながら、私たちのまちの魅力を深めて、発信していきたいと感じます。お読みいただきありがとうございました!


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