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趣味について言語化したら、職業観に繋がった。

何で宝塚歌劇が好きなの?とよく聞かれる。

ほぼ9.5割の関西人が「土曜日の午後イチは吉本新喜劇」と決まっているように(ひさよ調べ)、週末は家族で宝塚歌劇を観劇した後、隣接していた遊園地、宝塚ファミリーランドで日が暮れるまで遊び倒すのが定番だった私はいつも返事に窮す。

子どもの頃は「あのスターさんかっこいい😍」が全てであり、今でも大前提としてそのときめきは十分にある。
そこで改めて、大人になって、家庭があって時間も自由になるお金も限られているなか、なぜ私は宝塚大劇場に吸い寄せられるのか、を綴ってみた。

見目麗しい人が流す汗の美しさ

最初から「美しい」人が好きなのではない。
そりゃ好みの容姿はあるけれど、見えないところで努力したり、覚悟が生まれたであろう人がどんどん変貌を遂げていく過程をリアルに見れるのが何よりの醍醐味。

また、タカラジェンヌ(宝塚歌劇団在籍の俳優の総称)の役への入り方も、日に日に変化するのが面白い。
宝塚大劇場は、阪急グループの自前の劇場なので、同じ公演が約1ヶ月催され続けている。

例えば、公演開始直後と千秋楽付近にそれぞれ観劇すると、同じ役者の同じシーンでも日によって感情移入できる具合が違うといった化学反応も楽しめる。

男役への湧き出る憧れを、色んな表現で表面化

スーツ眼福!

舞台に立つことは丸裸で外出することと同義語だと思っている。(違う)タカラジェンヌが「こうしたい!」「こう在りたい!」と考え行動してきたことが、仕草に、演技に、ダンスに、歌に。全て舞台から感じとれる。

みんな「宝塚歌劇」や「男役」に憧れて入っている。昨今問題となっている件に、私は改革を望むスタンスを表明しているが、理想に向けて鍛錬する姿はいつ見ても胸を打たれる。

舞台の上から元気やワクワクした気持ちを届けてくれるジェンヌ達、ああ尊い。

公演にまつわる食べ物や聖地巡礼が楽しい

各公演毎に公演にちなんだドリンクが劇場内にて販売されるのだけど、これがまた上品。余韻に浸るには物足りないくらい上品。

劇場周辺の飲食店でも、公演にちなんだ飲み物食べ物がちらほら提供されているので、公演後にサクっとバーに寄って、「サリュー」とヒロインのセリフを真似しつつ、一杯のカルバドスで余韻と15℃以上のアルコールを体内に押し込めるのが私流の楽しみ方。

気分はパリの凱旋門前で飲んでいる

あと、宝塚は新撰組関連の公演も多いので、京都の壬生寺から東本願寺まで歩いてみたり、四条に向かうまで「油小路」の看板を見つけてウヒョーイ!ってなるのも一興だ。(語彙力すみません)

ご興味のある方は、八坂神社がある東山方面にて、美味しい苺大福やゆず鍋、抹茶フォンデュのお店もご案内できますので、幕末ツアー一緒にいかがでしょうか?

坂本龍馬の眠るお墓付近の抹茶フォンデュ屋さん

頑張ってるひとを見て、自分も頑張りたい

最後はオタク特有の早口トーンな文体を隠しきれなかったけど、要は「人の成長する過程」をリアルで目にして応援するのが楽しいのかなと。

これって、私の職業観にも表れていて、独身時にしていたインストラクター時代のやりがいにも通じている..!
体重が停滞した時、八方塞がりになった時こそ、顧客を信じる。ここまで頑張ったのを知っているから目標まで突っ走って欲しいと伝える。

「あとは行動のみ!」と吹っ切れた瞬間に立ち会えることにとてもやりがいを感じていた。

きっと私は自分も頑張りたいから、相手を応援するんだな。



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