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【おすすめ生物本】カワハタ先生の動物の不思議 どこがおなじでどこがちがうの?

[おすすめ度] ★★☆☆☆ 

[読みやすさ] ★★★★☆

[知識習得] ★★★★★

[ひとこと]

動物の説明がずらりと並んだ子供の頃に読んだ動物図鑑とは異なり、テーマごとに動物やその仕組みが解説されている大人のための動物図鑑でした。

海、陸、人と大きく3つの世界に分類し、ザリガニはカニかエビか?、サンゴは植物か動物か?、などなるほど気になるテーマから、青い血の生き物、心臓が無い生き物、などマニアックな話まで分かりやすく全面カラーで説明しています。

私はビジネスや科学、小説から漫画まで相当に何でも読むタイプですが、生物は大人になってからはあまりインプットしてこなかったので(ミトコンドリアとか時々はまりましたが笑)、この一冊は20年以上前に戻ったような気持ちになりました。

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(余計なお世話ですが) 難しいのは読者のターゲットかと。

個人的には子供が無意識のうちから部屋に置いておきたい一冊ですが、最初の図鑑には少し難しいかと。前提知識があった方が楽しめると思います。共生なり「生きている化石」の話とかは面白かったですが、子供がピンと来るかは微妙。

一方、悲しいかなマスの大人をターゲットにするならこの王道の図鑑タイプではなく、もっと意外性のある切り口から面白おかしく生物を「ネタ」にする必要があるかもしれません。まあ、純粋に楽しめた私には関係ないですけれど。笑

読んだ後は動物園や水族館に行きたくなりますし、本にもあった通り「磯」には本当に行ってみようと思いました。

誰にでもお勧めするタイプの本ではない気がしますが、私にはほぼ知らないこと、忘れていたことばかりでしたので、例えば子供と一緒に動物を学び直してみる方などには面白いかもしれません。


数人のファン様のサポートがあって6年以上執筆続けてこられました。 本当に感謝です。 (無料読書は要らん)