おじさんコレクション①
おじさんだよ。
久しぶりにnoteをかくよ。
今日はおじさんの鉱石コレクションを紹介するよ。
おじさんは以前のnote(https://note.com/hisamo_t/n/n22da2156f9b0)でもお話ししましたが、幼い頃から鉱石標本の収集が小さな趣味です。
どの石を何処で買ったか…とかは全て覚えています。それにまつわる思い出があったり、この石のこんなところが綺麗なんだよ!と語りたい気持ちも無いわけでは、ないので。
せっかくだからまた何回かに分けて語っていこうかと思います。
よろしくね。
今回は「高額だった鉱石標本」に絞ってお話ししていくよ。
まあ所持している石で高額なのは殆どがルース(カットされた宝石)なのですが。
標本ってよっぽど希少だったり、特大サイズでも無い限り、宝石よりはお手頃な価格で手に入ります。
なので、今回紹介していくのはおじさんの持っているものでも希少な収集品、ですね。
まず、おじさんのコレクションで最高額の標本がこちら。
中国湖南省ヤオガンシャン鉱山産のフローライトです。
ヤオガンシャン産のフローライトはコレクター人気がかなり高い逸品です。
色合い、結晶の美しさ。透き通る氷のような質感に惚れ、石フリマで去年購入しました。
本当はこの三倍くらい大きな標本を同じバイヤーさんが売っていたので、そっちが欲しかったけれど…なんとお値段10万円。泣いて諦め、似た色合いのこちらを購入しました。
フローライトは他にもいくつか所持していますが、この二つがお気に入りです。
続いてはこちら。持っている中だと1番大きな水晶です。
こちらは立川クリスタルワールドで購入。
おじさんが月一で通っているお店です。
近づいてじっと見ると、スミレだとか、紫色の花弁を彷彿とさせるまだら模様が中に見えます。
上手く撮れず諦めましたが、レインボーが見える箇所も数カ所あり、眺める度に違った表情を見せてくれる、こちらを飽きさせない良い標本です。
特に高額、という訳でもなかったですが、同じ立川のお店で買ったお気に入りの標本をせっかくなので紹介。
黒曜石です。
黒曜石って、黒くて、照り照りとした石で、昔の人が叩いて加工してナイフにしていた…みたいなイメージだと思うのですが。
ガラス質の石なので、良質なものはこうして透き通っているのだそうです。
触った感触はガラスそのもの。光に透かすとコーヒーゼリーのように透き通ります。
黒曜石ってこんなに綺麗なんだ!とおじさんが感銘を受けた、思い出深い一品です。
さて、最後に、風景石というものをご紹介しようかと思います。
その名前の通り、石の断面が風景画のように見える石のことです。
パエジナストーン、なんて呼ばれたりもします。
その昔は何かの予言なのでは?とか言われて占いに使われていたりしたそうな。
石自体は大理石。
自然が作る絵画、なんて呼ばれたりしますが、その呼び名に恥じない美しさ。
石の断層に水が入り込んだりして酸化を繰り返して紋様が出来上がる…って感じだったかな。
砂漠のような、山岳のような…これが自然に出来上がるって凄い。
そして、持っている石の中でも入手に苦労したのがこちらの風景石。
通称「アルノーの緑」。
風景石やアゲートなど、鉱石について、いくつも有名な本を著していらっしゃる、山田英春さんという方が、2019年の浅草石フリマで20個限定で出品していたものです。
フィレンツェ近郊で採れるパエジナの仲間で、とても珍しい石…とのこと。Twitterでアルノーの緑の写真を山田さんが投稿していたのを見かけ、不思議な幾何学模様に一目惚れ。
朝から並び、1番気に入ったものを買ってきました。
今は市場に全くと言っていいほど出回っていない希少な一品。
その美しい緑色と幾何学模様が知られ、既に取り尽くされてしまったのだそうです…。
ここまで来ると人の作為で作られた絵画と遜色ありません。
何万年という地球の胎動が自然とこれを描いたのだ…と思うと感慨深い気持ちになりますね。
ひとまずは、こんなところでしょうか。
昔は小さなお道具箱に詰めていたコレクションが、今はガラスケースいっぱい。
その一つ一つが思い出深く、この石のここが好きなんだよなあ、と自分でも何となく覚えていて。それを語る場所をこうして得られたのは素直に嬉しく思います。
また、よかったらお話しさせてくださいね。
ではでは。おじさんでした。
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