JUJU 20TH ANNIVERSARY「YOUR REQUEST 2024」(大阪城ホール)
昨夜、大阪城ホールで開催されたJUJUのライブを拝見してきました。
JUJUの生歌は初体験。
席もアリーナ席の中間の端のブロックで十分肉眼で見える場所でした。
現代のJ-POP界は、男性シンガーが圧倒的に多く、女性シンガーは非常に少ないです。
その中でも数少なく40代で残っている女性シンガーの1人にJUJUがいます。
彼女は進学校から大学に行くのをやめて、ニューヨークに行ったほど、ニューヨークに強い憧れを持っていた人で、日本でデビューする前は、ニューヨークでストリートミュージシャンとして、jazzを歌っていました。
その彼女に目をつけた日本の事務所の誘いで、日本でデビューしますが、アメリカでのコンセプトをそのまま持ち込んだスタイルに、2枚目のシングルまでは、全く売れませんでした。
契約打ち切りをかけた3枚目が、それまでのコンセプトとは全く違うJ-POPの王道とも言うべきバラード曲。これのヒットによって、彼女はjaz路線からポップス路線に自身のコンセプトを変えて、次々、ヒット曲を飛ばしていくのです。
少しハスキーで甘めの中、低音域と、透明感のある綺麗な高音部が彼女の歌声の持ち味です。
昨日は、非常に張りのある歌声と、透明感のある高音との対比が素晴らしく、最後まで彼女の歌声を堪能しました。
また、jazzの時には、ハスキーさが消え、非常に綺麗な歌声に変化します。
英語の言語の響きが、彼女の鼻腔にきちんとハマり、綺麗なミックスボイスになるのが特徴的だと思いました。
連載で彼女のことを調べた時に、彼女が、「J-POPとjazzの歌では喉の使い方が変わる」「歌声が変わる」という主旨の発言をしていたのが記憶にあり、まさにそれを昨日、生歌で聞かせて頂きました。
流石にjazzはいいですね。
非常に魅力的です。
彼女の歌を聴きながら、「あー、これも知ってる」「これも彼女の曲か」と思える曲が何曲もあり、ヒット曲を持つ人は強い、と思いました。
jazあり、カバー曲ありで、終わってみれば3時間近いライブ。
そんな長時間を全く感じさせないほど、素晴らしく楽しい時間でした。
チームJUJUのストリングスを加えたサウンドの厚みも素晴らしく、とても充実したライブでした。
仕事柄、多くのアーティストのライブに出かけますが、それぞれのファン層に特徴があり、昨日の客席は、50代から60代を中心とした男女半々ぐらいの客層で、大人の歌を歌う彼女を好む人たちの集まりでした。案外、中年の女性ファンが多いのが意外な感じがしました。
jazzの時にはノリが良く、バラードの時には座って静かに聴くという、ファンのマナーも抜群のライブでした。
たくさんのアーティストを聴くので、個人的にまた行きたいと思う人もあれば、1回でいいかな、と思う人もいます。
でもJUJUは、また、行きたいと思うアーティストの1人でした。
JUJUのことは、青春出版社の連載「人生を変えるJ-POP」で扱っています。
下記から読むことが出来ます😊
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JUJU『切なさを描ききる歌声の持ち主』
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