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自分のど真ん中を見つける


人生は長いようで短いです。

20代、
私は自分のやりたいことをやっていました。

それは、歌。

幸運にも大学在学中からボーカルグループに入り、
歌を歌って仕事をしていました。


音大を出ても歌の仕事が出来る人はほとんどいません。

音楽では食べられない。

これが今も昔も音楽をやる人についてまわる悩みです。

ですから、ほとんどの人は、ピアノ教室の先生になったり、学校の先生になったり、
今は、普通の会社や音楽関連会社に就職したりします。

歌で仕事が出来る人はほとんどいないのです。

ましてや、今から40年以上も前の頃には、
音大に行く、と言えば、

ほぼお嬢さんの道楽だと思われていました。

そんな時代に私は「歌」でお仕事をしていました。

毎週2日はグループの練習があり、
ほぼ毎週末、どこかのイベントやパーティーで
歌を歌っていました。

プロですから、ギャラを頂き、
もちろん練習にもギャラが出ていました。
今、思い返せば、ずいぶん、いい仕事をしていたと思います。

歌は、当時の私のど真ん中だったのです。


そんな20代を過ごして、結婚した私は、

30代、40代を
ずっと自分のど真ん中を見つけることができませんでした。


それでもずっと何かを探していたのです。


そうして、50代、

再び、自分のど真ん中を見つけました。


それから12年。

私は、今、文章の仕事をしています。


でもこれは、ど真ん中の始まりの仕事。


ど真ん中に辿り着けていません。

まだ道半ばなのです。


それでも道筋は見えています。

だから、毎日を諦めないで

仕事する。

それが私の60代です。


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