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事実はただ横たわっているだけで現実は自分が作る

「人生は必ず良い方向に流れていく」

これは、人生の原理原則を説いたことばですが、

この言葉通り、振り返ってみれば、

あんなに苦しかった時、

あんなに悲しかった時も

全て、今の幸せに繋がっていることを感じます。

反対に、過去は良かったのに、

今、本当に大変な事柄や悲しい出来事に遭遇している人もいるでしょう。

それでも人生は必ず、良い方向に流れていくのです。

起きてきたことの善悪を決めるのは、私達自身です。

物事には、善悪はありません。

ただ、そのことが起きた。

ただ、事実が横たわっているだけです。

そのことを自分にとって、

「良かった」と受け止めるのか、

「困った」と受け止めるのかは、

私達次第。

受け取り側の問題なのです。

今回、私は、夫が急死するかもしれない、という出来事に遭遇しました。

先週、出会った友人に

「良かった、もう少しで未亡人になるところでしたね」と言われ、

ああ、ホント、そうだった、と思いました。

でも、友人にそう言われるまで、

自分が未亡人になるかもしれない、という感覚をすっかり忘れていました。

なぜなら、今回、私は、

全くパニックにならなかったのです。

「人生に起きることは必然で、人生に必要なことだから起きている」

この原理原則を知っていたからです。

夫が倒れて、心肺停止にまでなり、

それでも一命を取り留めて、

ICUで管だらけの夫を見守って、

深夜に家路についたとき、

これは、一体、私に何を教えようとしているのだろう、

と感じました。

私の人生にとって、必要なことだから、このようなことが起きている。

そして、夫の人生に起きていることだから、

夫にとって、どういう意味を持つものなのだろう。

そう思いながら、車を走らせていました。

本当に、

自分でも不思議なぐらい、冷静でした。

今後、起きてくるかもしれない最悪の事態も医師から説明を受けていましたが、

全く、不安にも過度の心配もしませんでした。

そういう気持ちが全く起こらなかったのです。

起きてくること、

目の前の事実には、善悪はなく、

善悪を決めるのは、自分自身。

その原理原則を感じていました。

ただ、これから起きることを見守ることしか出来ない、という気持ちだったのを覚えています。

翌日の夜に、たまたま、4年前、音楽評論家になった時、お世話になったスタイリストの方が、

私にzoomを申し込まれてきた時も、

私が、あまりにも冷静なので、驚かれたぐらいです。

そして、普通なら、心配で不安でパニックになっても不思議じゃないのに、どうして、そんなに冷静なんですか?

と聞かれて、

物事の原理原則を知ったから、という話をしました。

「人生は良い方向に必ず流れる」

絶えず、物事も、人の気持ちも変化しており、

必ず、それは良い方向へ流れていく。

この原理原則を知って、

私の人生は変わったと言いきれます。

物事の受け止め方が大きく変わりました。

何が起きても、

不必要にパニックにならず、

不必要に心配もせず、

不安にもならない。

ただ事実を事実として受け止め、自分の対応を考えるだけ。

今回は、この大きな出来事の前で、対応出来ましたが、

失敗することも多々あり。

別のつまらないことで、不安やパニックになって、

自分の気持ちを観察し直す。

そんなことの繰り返しですが、

それでも、少しは前に進めているような気がする。

人生は、事実と現実の間で、

自分の受け止め方次第。

必ず良い方向に流れて行くのだから、

自分の気持ちが満たされるように物事も感情も選択して行きたいと思っています。

久道りょう

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