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質のよさがわかりますか

この頃、わたしがなんとなく感じているのは、ものの質というものと、評価は正当に釣り合ってはいないということだ。
質というものは、語るのが難しい。
価格が高ければ、質がいいということは多くは当たっているのだが、必ずそうだというわけではない。同時に価格の安いものがすべて粗悪品ということもない。
世の中は雑多なものであふれているから、ほんとうに質のよいものを見つけるのは難しい。
わたしも貧乏なので、安いものばかり買うけれど、布巾はアフタヌーンティで買うとか、メリハリはつけている。(それに布巾なんてそんなに高くない)
もちろん、100円ショップで買えばいいものもあるし、100円ではだめなものもある。なんでも、すべて安物で揃えたいとは思わない。
いま、とても思うのは、本屋で売られている本、特に平積みにされているもの、それらを見ていると、このなかに良質のものがあるとは思えず、なぜ、みんな買うのだろうということ。
本屋には売れる本しか置いてはいない。
売れるから、質はよいのか。
わたしに無縁のものだから、といえば、それまでなのだけれど、流行や、少しばかりの軽薄さがないと、売れないのではないかと思う。
売れるものが質がいいとは限らない。
売れるもので質のいいものもある。
わたしたちは、それぞれの感性で、質を感じるだろう。
その質がほんとうによいのかどうか、わかるためには、たくさんの経験値が必要になる。
ものを見極める目を養うこと、そう思いながら、ものに触れてみてほしい。
他人の評価は当てにならない。
自分の目で、質の良さを見分けてほしい。

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