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ミシシッピニオイガメ飼育のすすめ②


カメ子はメス、カメ吉はオスだった

幼体の時はオスメスの見分けは難しいのですが、1年が経ち、カメ子はまあるく、カメ吉は細長く平たく成長しました。
カメ子は食欲旺盛でパクパクよく食べるので体もカメ吉より大きくて重いのです。
そろそろオスかメスか分かるかなあ…と調べた所、カメ子はメスの特長が、カメ吉にはオスの特長があり、2匹はツガイになれそうな予感。
ミシシッピニオイガメは5〜7cmくらいで性成熟するそうです。
とはいえ、1年弱ではまだまだ子供なので、性別の確定にはもう少し様子を見る必要があります。

生後1年弱。こんなに大きくなりました!! オスメスの違いがある程度分かります。右がカメ吉(オス)、左がカメ子(メス)。なんと!幼体の時につけた名前の通りの性別に成長しました

1年5ヶ月目(2020年2月)、カメ吉がカメ子を追いかけて上に乗るような仕草を見せはじめ、交尾をするようになりました。飼い始め(2018年9月)てから2年を待たず性別が確定し、性成熟しました。

カメ子は結構嫌がって逃げていることも多いのですが、カメ吉がしつこいです

オスとメスの違い

オスの特徴:尾が太く長い。排泄孔が甲羅の縁の外側にある。甲羅がやや細長く平べったく、腹の甲が少し凹んでいる(メスの上に乗りやすいように)。
メスの特徴:尾が短い。排泄孔が甲羅の縁の内側にある。甲羅が円く厚みがある。※メスのミシシッピニオイガメは2匹飼いましたが(初代カメ子が2年ほどで死んでしまったため)、どちらの甲羅も円く厚みがあるので、たぶんメスの特徴だと思われます。

性差ではなくカメ吉♂が少食なのかもしれませんが、メス♀は2匹ともエサをパクパクよく食べる
左がカメ吉(オス)、右がカメ子(メス)。誕生月は同じと思われますが、カメ子の方が円く厚みがあり、持ってもずっしり重い。エサもよく食べる。カメ吉は平べったく、甲羅がやや細長い印象。
カメ吉があまりにしつこくカメ子を追いかけ回すので、カメ子が逃げられるように、また産卵できるようにと、別のスペースをつくってあげた(左)。しかしこの移動経路が後に悲劇をもたらす

カメ子、死す

カメ吉は交尾に積極的で、毎日カメ子を追いかけ回す。カメ子は時々はそれに従うが、どうも嫌らしく、よく浮島に避難しているので(カメ吉は大人になっても不器用で、自分で浮島に上がれない)、産卵スペースも兼ねて、カメ子が移動できる通路を作ってあげました。
しかしこのカメ子のための設備が、彼女に悲劇をもたらすことに。

2020年11月。忙しく、それほどカメたちに注目できなかった時期でもありました。2〜3日カメのことを気にかけることができず、気づいた時にはカメ子が水槽に見当たらず、慌てて名前を呼びながらあちこち探しました。
カメたちは隙をみて、時々脱走するのです。
水棲カメなので、水がないと干からびてしまう。なのでカメたちには脱走してはダメだとキツく叱ってはいるのだけれど…。
しばらくいろいろなところを探しましたがなかなか見つからず、やっとカーテンとカーテンの隙間に硬直した状態のカメ子の姿を発見!
なんということでしょう。声を掛けても反応がありません。水に浮かべてみましたがピクリとも動きません。
カメ子は脱走し、その途中でカーテンとカーテンの間に挟まり、身動きが取れず、そのまま亡くなってしまっていたのでした。

カメ子は近くの河原(隅田川は土がないので荒川に)に埋葬。カメ子が死んでカメ吉一匹になってしまいました。

二代目カメ子

初代購入からおよそ2年後。ミシシッピニオイガメ幼体の価格は倍くらいに値上がりしていました。
ミシシッピニオイガメの赤ちゃんは、ペットショップにいない時期もありますが、ちょうどいい時期だったらしく、たくさんの赤ちゃんが動き回っていました。その中から、ピンとくるカメちゃんを一匹選び、無念の死を遂げたカメ子の名前を引き継ぎ「カメ子」と命名したのでした。

2代目カメ子。ベビーのミシシッピニオイガメ…本当にカワイイ。

二代目カメ子の話は次回に…

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