近所すぎて油断してた「横山大観と川端龍子」@大田区立龍子記念館
今回はギリギリどころではなく、最終日の12日に行きました。
先に言っちゃいますが、すごくいい企画でした。
もう終わってます、すみません。。。
しかしなぜ、毎回終わる頃に行くの?って、それは、
「油断」です。
東京都内に住んでいると、主要な美術館へはその気になったらすぐに行けます。
そう「すぐ行ける」。。。
なので「まだ始まったばっかりやし〜」と油断してたら、あっという間に2、3ヶ月経ってしまってて焦る、というわけです。完全に後回し癖が出てしまってますが、もうアラフィフですからね、このまま生きていきます。(今までもなんとかなってるし)
ただ今回の油断はですね、、、
近所すぎていつでも行ける場所だったんで、めちゃくちゃ油断してまして。
しかも開催期間が2月11日〜3月12日って、、、
短っ!!!!!
学校のレポート提出が迫る中、慌てて行ってきました。
と、慌てたわりに、歩いて行きました。(運動不足解消、いつもはチャリ)
途中、池上梅園に寄ります。
梅はほぼ散ってました。桜の開花が〜とか言ってる時期ですから、もう次の季節になってます。梅の満開時期はすごい人なので前を通過するだけなんですが、園内には見晴台やお茶室があり、満開の時期以外はのんびり散歩できます。ちなみに戦前、この土地には日本画家の伊東深水の自宅兼アトリエがあったそうです。
この隣の池上本門寺を通りすぎて(本門寺については近々書く!)、てくてく歩くこと20分ほどで大田区立龍子記念館に到着しました。
何度も来てますが、初めて来た時は龍子の作品のデカさに驚いて
「あわわわわわわ、、、、、、」ってなりました。
今まで見たことのない大きさに圧倒されて、絵の内容をほぼ覚えてません。
龍子のスタイル「会場芸術」との出会いはこんな感じでした。
今回は「開館60周年特別展」、気合を感じます。
会場は撮影できなかったので、ここは大田区文化振興協会の、素晴らしい作品解説のYouTubeを紹介します。入ってすぐ、こちらの作品からスタートでした。
大観の《生々流転》のオマージュ、と言うか、追悼の意込められていたり、その時代の災害が描かれていたりと、深い作品です。
葉っぱが「いやん」ってなってるやつ、と覚えています。
個人的に好きな作品です。展示されてて「わーい」ってなりました。
大観と龍子の関係がよくわかる作品です。
今回の展覧会は横山大観の作品もたくさん見ることができました。もうその筆遣いにため息で、「うまい、、なんじゃこりゃ、、、うますぎる!!」(巨匠やぞ)
あと下村観山の松も来てたんです。感動でした。
今回思ったんですが、「ザ・日本画」な作品と龍子の作品が同じ空間に並ぶと、龍子が「洋画出身」と言うのがよくわかりました。昭和の時代にいろいろ言われた龍子ですが、構図とか色使いとかの斬新さは、当時まだ新しすぎたんでしょうかね。
いろんな所から作品が来ていたので、短い開催期間も納得でした。いつも素晴らしい企画をありがとうございます。大田区民になってよかった。。。
鑑賞後、「図録ください」と受付で言ったら、奥に座ってた学芸員さんがチラッとこちらを確認されたような気がします。。。「え?やっぱり図録買う人少ないんすか?」と心の中で聞いてしまったのは、こちらの記事を読んでいたから。
明日は電車に乗って展覧会へ行く予定です。
起きれるのか、、、私、、、。
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