児童書は児童向け? いいえ!!~『怪盗レッド』を読もう!!~:談話室#28日目
こんにちは、冬原水稀です。
今日ご紹介する「好きなもの」はこちら。
児童書の『怪盗レッド』です!!
概要
本作品は、2010年からシリーズ開始、現在23巻まで出ている角川つばさ文庫の人気シリーズです。
つまりシリーズ始まってもう10年以上。すごくないですか!?
今日私がご紹介したいこのシリーズ。本当に好きなのです……。
え? 「児童書は子どもの読み物だ」って??
いえいえ全然そんなことはありません!!!!
断言します。大人でも楽しめます。
寧ろ沼と言っても過言ではない。そんな魅力を、これからできる限りお伝えしていきますね。
魅力
主人公男女バディが至高
あらすじでもご説明した女の子・アスカと、いとこの男の子・ケイ。
この二人でいわゆる主人公なのですが……。
このバディ、めっちゃアツいです。
二人で一組の怪盗、仲が良いのか? コンビネーション抜群なのか? と思えば最初は全然そんなことなく。
この二人、真逆なのです。
アスカはレッドの実働担当で運動神経抜群!! そのカンの鋭さから「動物並み」と言われることも。明るく友だち思いで、男女問わずとにかく人気者。本当にいい子なので、友だちにしたいな~って思うタイプです。
対してケイは計画立案担当で常に冷静沈着。IQの高い天才で、しかしそのせいで、昔から周りとの壁を感じていました。人との馴れ合いを好まず、まさにアスカとは正反対なのです。
実際、二人は当初衝突してばかりいました。
しかしそこから芽生える絆!!!! 信頼!!!! 最高の相棒と互いに認め合う展開!!!!!!!!
これがもう本当にアツいんですよ。
それぞれ個人の成長もありながら、「二人一組」のレッドとしての成長もあって。だからこそずっと見逃せません。
男女バディが好きな方には絶対刺さります。
あとは、この二人に不自然・これ見よがしな恋愛フラグが立たないのも良いところですね!
人間の関係性~ほんとに児童書か!?~
はい。ここまでアスカとケイについて長々語ってしまいましたが……。
それ以外の人間の関係性もとっても良いですよ!!
怪盗がいれば、そう、探偵もいる。「怪盗と探偵」。
同じ怪盗同士の対決。「怪盗と怪盗」。
亡くなった主人公二人の母親二人と、ある陰謀との因縁。「怪盗と組織」。
そしてもちろん描かれる学校生活。「友情」や「先輩後輩」。
等々……たくさん注目すべき関係があるのです。
そして私が何より驚いてしまったのは、「複雑な姉弟(生き別れステータス有り)」があること!! いや、児童書にしては重くないっすか!? 性癖狂う。
組織同士の衝突も結構深く、重く書かれているので、読み応えあるんですよ。だからこそ、大人も楽しめるなと思うポイントです。
目が離せない展開
もちろんストーリー展開にも魅力があります!!
23巻も続いていますからね。やはり外れのない面白さがあるのです。
基本的に一巻ごとに話は完結。個々の話がありながら、一本の太い軸が進んでいきます。その内話はだんだん大きくなってきて、「え!? そんな方向に!?」と言わずにはいられない展開が重なっていきます。
巻を増すごとに引き込まれます。落ちます。
読んだらハマります、きっと。なのでぜひ……!!
推しについて語らせてくれ
推しはレッドの二人です。以上。
いや~~やっぱり主人公二人を好きにならずにはいられない!!😇
関係性もそうですし、個人個人でも好きなのです。
他人思いで、愚直とも言えるほどに真っ直ぐで優しいアスカちゃん。
そして頼りになる冷静さを持ち、アスカちゃんを始めとした他人に心を開いていくケイくん。
二人が大好きです。
何かそろそろ本編が完結、というか大筋の解決に向かっている……? という気がして寂しいですが。
最後までこの二人の行く末を見守っていきたいと思いますね。応援したくなる主人公二人組!!
というわけで、今日は『怪盗レッド』のお話でした!
本当に「児童書だから」ってナメないでください。とってもとっても面白いので……
ちなみに、公式でアニメPVも出てるんですよ~
いや~本当にこの調子でアニメ化してくれないかな(笑)
そんな願望を抱きながら。
ではまた明日!□
冬原水稀(💬Twitter)
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