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【まちづくり】ナッジ | 仕掛学を活用し社会課題解決へ 事例まとめ。「つい、」でまちは良くなる

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。

私、ひるた浩一郎は、ナッジ | 仕掛学の考え方がすごく好きです。大阪大学 村松真宏さんの『仕掛学』を数年前に読んでからとくに興味関心を抱いています。これはなんと……お金をあまりかけずに、強制力ではなく、人の行動変容を促すことができる仕組みです。

このナッジの取り組み事例を自治体職員らで構成されるNPO法人「PolicyGarage」が、ナッジ理論を活用した政策に取り組む全国の自治体の事例を紹介する冊子「ナッジ図鑑」を作成し、ウェブサイトで公開しています!


◯ ナッジ nudgeとは?

ナッジとは、人々の行動を微妙に、しかし強制せずに変えることを目指すアプローチです。行動経済学の分野でもあります。選択の枠組みを変えることで、より良い選択を促すことに焦点を当てています。

例えば、「タバコをちゃんと捨ててもらうため位に『投票式吸い殻入れ』」にした以下の事例もナッジです。

エスカレーターではなく、階段を使ってもらうために「歩くと音がなる(階段をピアノに見立てた)」ものも健康行動を促すナッジの一つです。

しょうもな…!」って思った方もいるかもしれません。それくらい「そっと後押しする」ものがナッジなんです。話を聞いたら「しょうもな…!」っておもうかもしれませんが、実際に大規模にお金をかけずに行動変容を促すことができる。そんな仕組みです。

大阪大学 教授 松村真宏さんの「仕掛学」も同じ考え方です。「つい、行動したくなる」ように仕向ける仕掛けをつかっていく。

だいぶ前の記事ですが、フォルクスワーゲンが先行的に様々な取り組みをしていることで話題にもなりました。「ナッジ」といった言葉ではなくゲーミフィケーションといった視点で語られていますが「つい、やっちゃう」といった本質が語られています。

◯ ナッジの事例まとめ

Googleなどで「ナッジ 事例」と検索すれば色々と出てきます。出てきますが、今回は政策の視点から自治体職員らで構成されるNPO法人「PolicyGarage」の取り組みがわかりやすいです。

ナッジ理論を活用した政策に取り組む全国の自治体の事例を紹介する冊子「ナッジ図鑑」を作成し、ウェブサイトで公開しています。

この冊子では、群馬県など6道県と、島根県江津市など16市区の取り組みを紹介しています。具体的な例として、堺市での庁内ペーパーレス推進のための印刷機利用節減つくば市での市民アンケート回収率向上の事例が掲載されています。

ナッジを学びたい自治体職員の皆さんへ

何から学んだらいいか迷ったり、どう実践したらいいか悩んだりしていませんか?
本サイトでは、実務者や研究者としてナッジを活用するメンバーが厳選した事例を掲載し、実践のノウハウを解説します。
皆さんがナッジを学び、実践するとともに、さらに多くの知見がここに蓄積されることを目指しています。

自治体ナッジシェア

自治体に限らないですが、どんなナッジや取り組みがあるかをざっと観ていくことや資料も共有されているためとても有意義なのでおすすめです!

ガッツリ知りたい方はこちら2023年4月号 トピックス 行政が「ナッジ」に取り組む意義』もご参考ください。

◯ 強制ではなく「つい、やっちゃう」

「特定健診を受けてほしいけど、受診率が上がらない」といった課題を抱えている自治体はたっくさんあります。

もし、みなさんが「特定健診の受診率を向上させる」ことをするとしたらどうしますか?

「健康診断を受けてください!」
「健康診断を受けないと罰金です!」
「健康診断を受けたらお金あげます!」

こんなことを考える方もいるかもしれません。しかし、効果は薄いとおもいます。罰金などの強制力では反発も大きくなるでしょうし、お金を配布することも予算は無限ではありません。

たとえば、厚労省が出しているナッジ理論等を活用した「受診率向上施策ハンドブック」等の事例もあります。

◯ どの分野の社会課題解決にも活用を

様々な社会課題の大きくは「無関心」や「現状維持バイアス」といった市民の行動変容を促すことが難しいことが原因でもあります。ナッジも機能するようにデザインすることはとても難しいと感じます。

しかし、強制ではなく「つい、行動しちゃう」ような仕組みを政策としてつくっていく。社会課題を解決するだけではなく、それが広がっていく。

私は、岡崎市を、「子育て・福祉・産業・まちづくりにおいて日本全国のモデルになるまち」にする、これはこのような想いがあるためです。

どの分野でもナッジや仕掛学の考え方を活用することで、市民の一人ひとりとともにまちをつくっていけると信じています。

さぁ、共創だ!

◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。



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