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【産業】ギリシャの大胆な挑戦! 週休二日制度を終了へ! 世界への影響や今後の働き方とは

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。

私、ひるた浩一郎は、働き方改革やこれからの働き方がとても重要だと考えています。複業をはじめ、新しい働き方がますます推奨されていくことが個々の人生にとっても社会にとっても言いことだと信じています。

そんななかでギリシャが週休二日制度を終了させる、といった判断をくだしました…!


◯ 世界のトレンドに反する週6勤務・48時間

「お、ギリシャは週休3日制を導入して、自由時間を増やすんだなーーー」って思った方もいるかもしれません。

違うんです、逆です。ギリシャは労働時間を増やそうとしているんです。

現在、日本では40時間労働(8時間x5日間)がベースとなっています。
※残業時間が多い、休日出勤やサービス残業といったことはいったんおいて考えます。

しかし、ギリシャでは8時間x6日の48時間労働へ舵を切りました。労働時間を増やす、という方向性です。

2024年7月1日、ギリシャは世界を驚かせる労働制度の変更を行いました。週48時間労働制の導入です。この決定は、世界的な労働時間短縮のトレンドとは正反対の方向を向いており、国内外から大きな注目を集めています。

◯ なぜギリシャは労働時間を延長したのか

ギリシャのこの決断には、深刻な国家的危機が背景にあります。

【債務危機の影響】
・2009年から約10年続いた債務危機により、約50万人の若い人材が国外へ流出。
【人口減少】
・2022年時点で人口1043万人のギリシャにとって、これは甚大な損失。
【労働力不足】
・特に熟練労働者の不足が深刻化。
【経済再生の必要性】
・国際競争力の回復と経済成長の加速が急務。


これらの問題に直面したギリシャ政府は、労働時間の延長を経済再生の切り札として選択したのです。

◯ 週48時間労働制とは

新制度の主なポイントは以下の通りです:

【対象】24時間サービスを提供する民間企業のみ
【労働時間】週40時間から週48時間(8時間x6時間)へ
【割増賃金】追加の8時間に対して40%の割増賃金
【選択制】企業は40時間労働制を選択することも可能
【施行日】2024年7月1日


◯ ギリシャでは政府の想い

ギリシャ政府は、この新制度について次のように主張しています:

・サービス残業問題の解決
・労働者に優しい法律
・欧州の他国との足並みを揃える
・経済成長の加速
・国際競争力の向上

ミツォタキス首相は、この法律が「ギリシャを欧州の他国と足並みを揃えるもの」だと強調しています。

◯ 批判の声も…逆行する労働政策への疑問

しかし、この決定には強い批判の声も上がっています

・公務員組合の反対:「生産性向上には労働時間の減少が効果的」
・労働者の権利侵害の懸念
・ワークライフバランスへの悪影響
・長時間労働によるストレスと健康被害の可能性
・若年層のさらなる流出リスク

公務員組合アデディの執行委員アキス・ソティロプロス氏は、「生産性の向上には労働条件の改善や生活の質の向上が必要であり、労働時間の増加は解決策ではない」と述べています。

ソティロプロス氏は、既に労働時間を短縮することで生産性が向上することが明らかになっていると強調し、今回の制度に対する反対意見を述べました。多くの専門家も、生産性の向上には労働時間の減少が有効であると指摘しています。


◯ 世界の潮流は、労働時間短縮と生産性向上

ギリシャの決定は、世界の潮流とは逆行しています:

・週4日労働制の効果:多くの国で生産性向上が実証
・ベルギーの例:2022年に従業員に週4日労働/週休3日制を選択する権利を付与
・日本の動き:働き方改革による労働時間の短縮
・デジタル化とAIの進展:労働のあり方の変革

色んな意見もあります。

◯ ギリシャの挑戦が示唆するもの

ギリシャの新制度は、現代社会に重要な問いを投げかけています:

・労働時間と生産性の関係
・経済成長と労働者の幸福度のバランス
・国家の競争力と労働環境の質
・グローバル化時代における労働政策の在り方
・人口減少社会での労働力確保の方策

「未来の労働のあり方」を考える問いかけでもあります。

ギリシャの大胆な挑戦は、私たちに労働の未来について深く考える機会を与えています。この実験の結果は、単にギリシャだけでなく、世界中の労働政策に影響を与える可能性があります。

ギリシャの挑戦から、私たちは労働時間、生産性、そして人々の幸福度のバランスをいかに取るべきかを学ぶことができるでしょう。

この事例は、テクノロジーの進化や人口動態の変化が進む中で、持続可能な労働環境とは何かを考える上で貴重な示唆を与えてくれるはずです。

私たち一人一人が、この問題について考え、議論を重ねていくことが、より良い労働環境と社会の実現につながります、

ギリシャの挑戦を、単なる一国の政策変更としてではなく、私たち自身の労働のあり方を見直す機会として捉えることが重要です。

さぁ、共創だ!



◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。

市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。

岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。

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