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長距離サイクリング最大のピンチ

昨日から泊まりがけで長距離サイクリングをしている。今日は85キロ走り切った。
荷物を減らすために短パンで走っていた。雨予報だったため覚悟していたがしっかり雨が降った。
服装は短パンロンT。
さすがにやばいと思いレインコートを購入して雨を凌ぎながら進んだ。しかし下り坂で泥はねや水が大跳ねしてきて靴はびしょびしょ短パンもびしょびしょ。
ここまでくるともう気にならなくなる。
気合いがここで入る。
体が濡れないためそこまで冷えなかったため、足もよく動いた。
しかし、山道に差し掛かりかなり長い山道を自転車を降りて歩いたり、熊が出るかどうかも知らないがたまに声を出したり、時折自転車を漕いだりしながら、なんとか山頂まで辿り着き真っ暗トンネルで思いっきり叫んでやった。標高が上がるにつれ気温が下がっていたことにのぼりは気づかなかった。
こっからは下るだけだと、ワクワクしながらトンネルを抜け颯爽と山を駆け降りて行こうとした。
しかし気温が低くなりすぎていて自転車で降りるのが寒すぎた。あまりスピードを出せないなあと思っていたら、さらにやばいことに気がついた。
ブレーキがほとんど効かなくなっていた。
そのためスピードを出したらとんでもない事故になりかねないため、微力ながらブレーキを全力で握りながら降りていった。
スピードがこれ以上出たらやばいとと思った時は、自転車を降りてその余韻で少し走ってなんとか止まる。また乗る。を繰り返していた。
俯瞰してみたら結構やばい光景だ。
上りも下りも地獄になったのだ。
そのため時間がかかる、かつ極寒でかなりやばいと思いながらなんとかゴールに辿り着いた。
黒糖に助けられた。

近くのサイクルショップを見つけてそこでブレーキを交換した。
そこの店員さんがとてもいい人で近くの観光地や、別の帰り道の候補を提示してくれたりと、いい出会いをした。
Googleマップの制覇した観光地や場所をメモしているのだが、一応そのサイクルショップも追加した。いい出会いだった。
こんな厳しい状況からのいい出会いは心が温かくなる。
雨の中85キロを走ってもいると、色々なことへの許容度が広がる実感した。イライラすることも減るし、一見意味のないことをしているように見えるかもしれないが、こういうことをたまにすることで、色々な物事への敷居が下がる。とりあえずやってみようと思えたり、これならできるという自信にもなる。
世界を旅行するのも素晴らしいが、身近にも素晴らしいものが溢れている。
海外旅行に行ってる人のSNSを見てモヤモヤしているなら自転車で遠くへ出かけてみよう。

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