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お花見にも上手い下手があるって、知ってた?

今年で3年目だというのに、私はいつまで経ってもお花見が下手だ。

お花見の上手い下手とはすなわち、お弁当や持ち物の準備、場所取りのことである。もっというと、桜の開花宣言に合わせて予定を組み、必要な物を事前に買い揃え、最高のコンディションで当日を迎えるーーことが望ましい。

その点私は、2週間前に見頃を迎えた桜を今見に来ている時点で、スタートダッシュから遅れまくっている。なんなら昨日お花見に行くことが決定し、会社帰りに慌てて使い捨てのお弁当箱を買った。事前準備なんてしていないに等しい。

とはいえ、レジャーシートは元々持っているし、お弁当も夫と協力して手作りできた。お花見の成功を左右するのはお弁当の出来といっても過言ではない。唐揚げ、卵焼き、ほうれん草のおひたし、プチトマト、おにぎり3種。勝ち、である。

しかもこのおにぎり、梅干し専門店で買った梅干し、しそ明太子、肉味噌の3種類が入っている。ラインナップが渋すぎるが、勝利が約束された具といえる。

いざ花見に来てみると、まだまだ桜は咲いているし、晴れていて気温も高い。お花見日和じゃん!とワクワクしながらレジャーシートを敷いて、私はいくつかの間違いに気付いた。

まず、日差しが強すぎる。あったかいを通り越してtoo hot。暑いし眩しいしで日向ぼっこなんてしたら焼け死ぬ。次に、おひたしがお弁当から染みてる。汁気のしばきが足りなかった模様。

極めつけは、拭くものが一切ないこと。ティッシュ、おしぼり、一切忘れた。こぼれたおひたしを拭けないし、あろうことかレジャーシートにチワワが放ったおしっこも拭けない

ティッシュがないことなど知らぬチワワ氏

もうお花見以前の問題な気もするが、お花見ってあらゆる準備が必要な気がする。完璧なお花見ムーブをかませた時、私は一回り大きな大人になれるだろう。照りつける日差しの中、私はこんな馬鹿みたいなことを考えていた。

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