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本にはお金をかけなさい。って本当に真理?

お金がなくても、本にはお金をかけなさい。読書は投資だから、お金を惜しんではいけない。

最近読んだいくつかの記事で、偶然にも同じような文章を目にした。家計簿をつけて節約していても、予算を設けてちゃんと本を買うべきだと考えている人もいるようだ。

読書=投資だと思うし、私も子供の頃は、両親にたくさん本を買ってもらった。Webメディアの編集を仕事にしているのも、ライターを副業にしているのも、幼少から本を読んでいたおかげだと思う。

でも、「本にはお金をかけなさい」はあまり真理じゃないような気がしている。

本にはお金をかけなさい、は本当?

結論から言ってしまうと、今の時代お金をかけずに本を読むことなんて、いっっっっくらでも可能だからだ。図書館で本を借りる、メルカリで本を買う、Kindle Unlimitedの読み放題を使う...などなど。

これらの方法は、本に書き込んだり線を引いたりできないから、読書スタイルによっては、あまり効果的に本が読めないかもしれない。読んだ本は手元に置いておきたい人もいるだろう。

だけど、読んだ本をずっと手元に置いておくのはスペースコストだし、だいたい、買った内の何冊を読み返すのだろう。読み返すまでの半年、1年、3年...ずっと自宅保管しておくのって、めちゃくちゃもったいない気がする。

毎日1000本の記事を読むフリージャーナリストの佐々木俊尚さんだって、手元には20冊程度の本しか置いていないと語っていた。しかも持っているのは電子化されていない本である。こう考えると、本を読むことと本にお金をかけることは、全く別物であるように思える。

図書館に週1で通う私

実際私も、会社近くの図書館に通うようになってから圧倒的にに読書量が増えた。今までは月に1〜2冊読む程度だったが、図書館通いの今は週に2〜3冊読んでいる。

図書館をゴリ押しするわけではないが、最近出版された本が無料で読めるし、返却期限までに読まねばと、電車移動中も本を読むようになった。1〜2ヶ月前に出版された本が読めるんだから、自分で本を買う必要性を全く感じない。

図書館=本が汚い、貧乏くさいというイメージは逆に古い。最寄りの図書館で本を借りて読む文化的な生活を、私はめちゃくちゃ気に入っている。

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