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ブックストア・エイドご支援のお礼と図書券のご利用について

コロナ禍において、全国の書店・古書店を支援するためのプロジェクト「ブックストア・エイド」の分配金が、7/3付で振り込まれました。

ご支援いただいた皆様、呼び掛けや情報の拡散にご協力いただいた皆様に、参加書店の一つとして、まずは心から御礼申し上げます。

そして運営事務局の皆様(阿久津隆さん、内沼晋太郎さん、大高健志さん、武田俊さん、花田菜々子さん)には、迅速にプロジェクトを立ち上げてくださった事、それぞれ本業の傍らで膨大な時間を割いて運営してくださった事、連日の細やか且つ丁寧な発信で書店という場の魅力を伝えてくださった事に対して、最大限の感謝を表したいと思います。本当にありがとうございました。

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先日、当店で利用できる「BookstoreAID図書券」を選択してくださった方々のリストが届きました。駅のホームで何気なくメールを開いたのですが、まずはその人数の多さに驚き、そしてお一人お一人のお名前を確認しているうちに胸がいっぱいになり、ベンチに文字通りへたり込んでしまいました。

いつも利用してくださっている皆様、以前よく通ってくださっていたもののご無沙汰している方々、SNSでは繋がっていてもなかなかお会いする機会の無い方、そして恐らく初めて目にするお名前の数々。

参加した多くの書店の中から、これだけの方々が当店を選んでくださったのだと思うと、大きな喜びと深い感謝の念とともに、一つ一つのお名前に対する責任を感じました。「店を続ける事こそが最大のリターンである」そう肝に銘じて歩んで行こうと思います。まずはこの場で御礼をさせてください。誠にありがとうございました。


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以下、「Bookstore AID図書券」(図書券)のご利用方法についてです。

・ご来店時もしくはお会計の際に、図書券ご利用の旨を、お名前とともにお知らせください。

・お会計金額から、図書券分を差し引きます(書籍以外の雑貨や展示作品などにもご利用いただけますが、イベントの参加費にはお使いいただけません)。

*お買物が図書券の金額を下回る場合、差額分のお釣りはご用意できません。

*管理の面から、一回のお買物で使い切っていただく事を原則としますが、「今は買いたい本が無い」「荷物が重くなる」などのご事情もあるかと思いますので、そのような場合には〈3回まで〉分けてお使いいただく事が可能です。

*システム上、WEBSHOPでのご購入には使用できません。ただし、アナログでの通販にはお使いいただけます。

有効期間は〈2020年8月1日から、2021年1月31日まで〉の6か月となります。万が一、この期間内にご来店いただくのが難しい場合などは、恐れ入りますが hirunekobooks@gmail.com までご連絡ください。ご希望に応じた方法でご利用いただけるよう、検討いたします。

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以上が当店における図書券ご利用についての説明となりますが、もちろん、「今回のプロジェクトでは他店の図書券を選択したけれど変わらず応援している」という方や、「ブックストア・エイドではなく、直接買い物して支援したい」と仰ってくださった方々もいらっしゃいます。そしてnoteの記事へのサポートやリトルスタッフの購読といった形で、この間に応援していただいた方たちの存在もあります。

そういった皆様への感謝も当然忘れてはいません。「書店みんなで生き残ろう」というのが今回の趣旨でしたし、プロジェクトを通してでも、リアルな場でも、多くの方々が書店に対して思いを寄せてくださった事は、大変ありがたく、この気持ちは生涯忘れられないものとなるでしょう。

文字通り、大きな力をいただきました。勇気と励ましをいただきました。皆様のおかげで営業を続ける糧を得る事ができました。繰り返しになりますが、心から御礼を申し上げます。




ここから先はこの記事に書くべきかどうか迷いましたが、やはり触れずにはいられませんでした。

どの参加書店にとっても、今回分配された金額は決して「充分安心できる」というものではないでしょう。首都圏を中心に、再びコロナウィルスの感染が拡大している今であれば、それは尚更です。なんとか凌ぎ切ったかに思えた矢先、またしても状況は予断を許さず、不透明さを増しています。

この先、また春と同じような事態になれば、一体どうなることでしょうか。その時にはもう、今回と同じような支援は望めませんし、またそれを当然のように頼りにすべきでもないと思います。社会全体の景気悪化が現実となりつつある今、いくら「書店を救いたい」と思っても、そう何度も何度も書店にばかり支援をするのは難しいという人も増えていくはずです。そしてそれはまた、どの業界においても同じことです。

飲食店が、ライブハウスが、演劇や舞台関係者が、いくら窮乏を訴えたところで、市民一人ひとりが出来ることには限りがあります。各事業者や団体、そのファンやお客様、支援者がどれだけ創意工夫して運営の努力を重ねても、やはりそこには限界があります。それは決して「自己責任」「自業自得」などの冷たい言葉で切って捨てられるべきものではありません。

文化という血の流れを止めないために、積み上げてきた街の歴史を破壊しないために、この社会を痩せ細らせないために、そして何より人の命を守るために、国が出来る事は当然もっとあります。すべき補償はいくらでもあります。行うべき施策は山ほどあります。

今政府がやるべき事は利益誘導のためのキャンペーンや、オリンピック延期によって生じた損失の穴埋めをする事ではありません。

どうすればこれ以上の感染拡大を防ぎ、国民の命を守る事が出来るのか。

どうすれば安全に経済を動かし、国民の生活を救う事が出来るのか。

国難と言える状況で厳しい舵取りが求められますが、それを遂行する能力が無いのであれば、またその意思すら無いのであれば、政権の座にある資格は全くありません。それが出来る人に、政党に、その場所を譲るべきです。


私たちは今の状況を深く強く記憶しておかなければなりません。誰が何を言い、何をしなかったのか。どれが正しく、どこが間違っていたのか。隠蔽や改竄、一方的な修正が日常茶飯事になってしまった政府や国会、そしてそれを許してきてしまった社会で、一人ひとりの記憶、一つひとつの記録は、必ず後世の役に立つはずです。

この日々の間に起こった様々な出来事、自らの感情や行動とあわせて、それらを忘れないためにも、この記事の終わりに付け加えておきました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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