ひるね

恋愛が大好きで恋愛に嫌われている女。 しょうもない過去の恋愛をだらだらと書きます。

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#2 綺麗なあの頃には戻れない

↓ 1話目はこちらから ↓ "誕プレ渡したいし早く遊びにおいでよ" 私の誕生日にメッセージの1つすら送ってこなかった男が言う。 "バイク買ったから今度ふたりで江ノ島行こ" 2人で過ごしたクリスマスのあの日、私が江ノ島のイルミネーションを見たいと言ったのに連れて行ってくれなかった男が言う。 遅えよ馬鹿。 満更でもない私は、もっと馬鹿。 - 時は12月。 予定が合わなかった親友を除いて、私たちは3人で集まることになった。 「お待たせ」 「寒くね?」なんて言いなが

    • #1 好きになった方が負け

      21歳の冬、人生で一番好きになった人がいた。 お相手は横浜に住む歯並びがいい犬顔系男子。 - ただの友達から特別な存在に変わったのは、初めて出会った日からたった9日後のことだった。 その日は私と彼を含め4人で朝まで飲んでいた。 4人で集まるのも彼に会うのもまだ2回目だったけれど、既に宅飲みをする仲になるほどに。 とにかく気が合う4人だった。 朝8時頃だっただろうか。親友と男友達は帰る支度をしていたが、眠すぎた私は親友の「ちょっとだけ寝かせてもらえば?」というお言葉に甘

      • クズな先輩と、ウブな私

        「彼女と別れたんだよね」 「へえ、結構長くなかったっけ」 女は誰かと秘密を共有するのが好きな生き物だと思う。 それが女友達であれ男であれ、自分が相手にとって特別な存在なのだと実感できるから。 バイト先の先輩が、2年ほど付き合っていた彼女と別れた。 先輩を狙っていたわけではない。私、彼女持ちは視野に入れないタイプだし。 見た目も別にタイプじゃない。私、そもそも面食いだし。 なのに、先輩が他の人には別れたことを話していないと知って、猛烈に彼のことを意識し始めてしまったのだ

      #2 綺麗なあの頃には戻れない