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「本物の経営者」へ投資するために

本日、新規投資を実行しました。
高専からSFCに編入した、99年生まれの方です。99年生まれの起業家への投資は2人目になるんですが、ふと、

不況を肌で感じたことはあるのかな?

と思い調べると、今20歳の彼は、リーマンショックが起こった年でもまだ9歳でした。

ただ、僕も今27歳で、当時まだ高校生でした。今の20代は、社会に出てから不況という不況を体験していないのかもしれません。

彼らの創業は、資金調達環境の変化、リモートでの業務へ移行など、この数年とは環境が大きく変化する年となりました。

そんな変化の中でシード投資をしていて、改めて

THE SEEDというシードファンドの役割は何なのか?」

ということを考えていました。

社会基盤を大きく揺るがすような変化が起き、先行き不透明な中、
「設立から2年にも満たないシードファンドが何をすべきなのか」
未だに悩みが尽きません。

悪材料が出尽くさない状況では、ファンドに限らず、多くの投資家が投資を一時的に控える期間が続くのかもしれません。

では、THE SEEDはこの期間に何をするのか?と考えてみると、

日本を担う才能を発掘し、大きな挑戦の後押しをする

という、創業時に目指したことと何も変わらないんだと思いました。

環境は大きく変わり、その都度柔軟に判断を変えるべきであると思います。

ただ、この時期の創業が、良いのか、悪いのかは分かりませんが、「本物の経営者」というのは、変わらず生まれていると信じています。

本物の経営者である「彼」は今、何をしているのかというと、明らかに自分より志も能力も低い経営者たちが世の中でもてはやされているのを横目に見ながら

目の前の仕事を圧倒的努力でこなしています。もしかしたらまだ起業もしていないかもしれません。ただ、目の前の仕事に対する熱量が圧倒的であることは間違いありません。

彼は雑誌に出てくるような「仕事も遊びもできる経営者」なんて存在しないことを知っています。

成功とは「偏り」であり、全人生を仕事に賭けねば世界を変えられないことを論理的にも直感的にも知っています。

タイトルで気付いた方も多かったかもしれませんが、水野敬也さんの「今はまだ埋もれている本物の経営者へ」から引用させていただきました。

この瞬間にも「本物の経営者」が創業しているかもしれません。

僕自身がまだ成功していない、駆け出しであるからこそ、これから創業する「本物の経営者」に提供出来ることがあるんじゃないかと

27歳の今、20代の残り期間を現場に立ち続け、誰よりも泥臭く、起業家に伴走し、働いていきます。

沢山の支援者がつく彼に、最初の支援者として選んでもらえるよう、気を緩めず準備します。

創業の機会にご一緒させてもらえるよう、僕もやるべきことにより集中していきます。

この2週間はテレカンだけにするつもりですが、もし興味を持っていただけたら、下記から是非ご連絡下さい。

THE SEEDはまだまだ小さく、僕自身が提供出来る時間も多くないので、沢山の会社には投資できません。

それでも、同世代で創業したての起業家の方々とは全員お話出来るよう返信させていただきます。

どうぞ宜しくお願いします。


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