見出し画像

日本のイノベーションを加速する「ビジネス・プロデューサー」

✔︎ 壁にぶつかるとき、言い訳を探すのではなく、解決策を探す姿勢が重要
✔︎ 技術革新から事業化へのギャップを埋めることが日本の課題
✔︎ ビジネスプロデューサーが、事業の全体を見渡し、実行計画を立てることが必要不可欠


やらない理由、できない理由を探す時間など無駄だ

日本人はしばしばやらない理由、できない理由を挙げる。しかもその理由が巧みであり正当性があるようロジックがしっかり整えられている。

壁にぶつかった時、サラリーマンはやらない理由、できない理由を探す。起業家は乗り越える方法を探す。

壁は乗り越えると意志を持って、乗り越える方法を探さなければ、乗り越えることはできないのだ。やらない理由、できない理由を探す時間など無駄だ。

技術の提唱から事業化までのギャップが日本の課題

日本はものづくり、技術革新の面で高度経済成長期には世界をリードしてきたが、「価値創出」そして「イノベーション」においては、圧倒的に遅れをとっている。技術は作れても事業は作れないのだ。

技術の提唱から事業化までのギャップは、日本のイノベーションの大きな課題だ。このギャップを埋めるためには、新しいアイデアを迅速に市場に投入し、実用化することが不可欠である。技術革新だけではなく、それをビジネスモデルとして成立させることが、今日の日本に求められている。

日本に必要なのは「ビジネスプロデューサー」

製品を市場に投入するだけでは、事業創出にはならない。顧客の体験を引き上げるサービスをいかにして、グロースし、スケールさせ、ブランドエクイティを高めていくか。イノベーションには、トータルでのビジネス・プロデュース力が求められる。

市場のニーズを理解し、それに応える製品やサービスを開発するだけでなく、Vision・Purposeを言語化し、UXを設計し、ビジネスモデルを構築し、適切な戦略で適切な市場にアプローチすることが含まれる。

研究者や技術者が追求した技術革新を、イノベーションとして商業的成功に結びつける重要な役割を、ビジネスプロデューサーが担っている。

夢を現実にするための第一歩は夢に日付を入れる

イノベーションの実現は、生半可なものではない。だからこそ、まずは一歩目として、夢に日付を入れ、具体的な行動計画を立てることから始める。

夢を現実に変えるためには、まずその夢を明確にし、実現可能なステップに分解する必要がある。これは、ただの理想論ではなく、実行可能な計画へと夢を変換するプロセスだ。

それがあって初めて、壁にぶつかった時に探すものが「言い訳」ではなく「方法」に変わっていくのだ。


お薦めコラム

最新コラム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?