【台湾のジャズライブ】Nomads Factory
台湾でヨーロッパのジャズの風を吹かせているグループがあります。アコーディオン/ピアノ奏者で作曲もするLionel Picard(中国語で李歐と言います)がリーダーの、"Nomads Factory"です。
Nomads Factory
ヨーロッパの東欧の音楽、ジプシージャズなどのスタイルを取り入れて、オリジナルのジャズを演奏しています。台湾では継続的に演奏を続けていて、特にSapphoではレギュラーのライブを行っていて、その回は毎回満員になっていました。その場ではノリで多くのリスナーがステージ前面で踊り出します。リスナーには固定のファンがいて、とても盛り上がります。
そのようなダンサブルな、ヨーロッパ風のジャズというオリジナルなジャズを演奏するアンサンブルです。
Nomads Factory のFBホームページ
Lionel Picard
Nomads Factory のリーダー、作曲者がLionel Picardです。彼はピアノとアコーディオンを演奏しますが、基本的に全ての楽曲を彼が作曲にしており、彼の音楽のスタイルを、このアンサンブルで実現しているのだと思います。
僕が台北で暮らし始めた頃から、Nomads Factory の活動は始まっていますが、彼は去年フランスに帰っています。話をしたところによると、小学校に上がったお嬢さんにはフランスの教育を受けさせたいということでの帰国だそうです。
しかし、このNomads Factory の活動は続けて行いたいと考えており、年に数回は台湾に戻ってライブを行うと言っていました。
Lionel PicardのFBホームページ
謝明諺
謝明諺は、台湾のジャズサックスプレイヤーの第一人者です。演奏スタイルは多岐に渡り、フリージャズ、ビ・バップ、電子音楽とのコラボなど様々な音楽にチャレンジしています。
そんな中、このNomads Factory の演奏は、比較的オーソドックスながら、客席を巻き込んでヨーロッパスタイルのダンサブルなジャズということで、特別なものと考えているのでしょう。
このカルテットの、もう1人のキーパーソンだと感じています。
謝明諺のFBホームページ
王群婷
王群婷は、謝明諺のセクステットでもコラボレーションしているベーシストです。彼女はロンドンで音楽を学んでいるので、Lionel Picardがヨーロッパスタイルのジャズをやりたいと考えた時に、パートナーに選んだのかもしれません。
女性ながら、パワフルでダイナミックな演奏をするベーシストです。
王群婷のFBホームページ
林偉中
林偉中も、謝明諺とのコラボレーションをたくさんやっているミュージシャンです。彼はアメリカでジャズドラムを学んでいます。
Nomads Factory の音楽で、皆が踊り出すのは、音楽のスタイルもあるのでしょうが、この林偉中の作り出すフィールもあるのでしょう。とてもダイナミックで生き生きとしたリズムを叩き出します。
林偉中のFBホームページ
Sappho
Sapphoは、台北で最もホットなジャズスポットです。このNomads Factory の様な特色あるバンドには毎月の枠を設けており、台湾のジャズシーンの重要なプロモーション機構という一面もあるように思います。
最近ではジャムセッション以外にワークショップなども開催しています。
SapphoのFBホームページ
First Move
Cafeist
Happy Hopping Gnome
Forgot My Pants
Brass Me Up
Elefant on a pink leaflet
Apo Karek
Banyan Tree Dance
Pontiakos
The Parade
Encore: Fei Gao Gao
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