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【台湾の面白い建物】郭怡美書店

台北の迪化街には、昔の商業家屋を用いたリノベーション店舗がたくさんあります。その中でも、この郭怡美書店は3階建ての建物を綺麗にリノベーションして、元の建物の構造を大事にしつつ、デザイン的にもとても丁寧な配慮をした、心地よい施設です。

建物として素晴らしいだけではなく、書籍のラインナップもとてもこだわりがあり、僕の好みに合っています。1階には台湾関係の書籍が揃えてあります。流石に、"台湾e書店"ほどの量はありませんが、誠品書店や三民書局の台湾コーナーと同等程度の本が置いてあるので、とても充実していると思います。
2階には歴史書や哲学書、美術や建築の本があります。心理学や地理、地質学等の本もあり、どこのコーナーを見ても、僕には興味を惹かれるテーマの本ばかりです。
中庭の奥にはカフェも設えてあり、美味しいコーヒーをいただくこともできます。

日本では、こういう小さな規模の本屋さんがどんどん無くなっていく傾向にあると聞いています。台湾でもそれは同じだと思うのですが、そんな中こんな素敵な本屋さんが迪化街の真ん中にできているのは、とても不思議な事だと思っています。営業的にどんな状態にあるのかは分かりませんが、できる事なら長く運営を続けていって欲しいですね。本好きな人ににとってオアシスの様な本屋さんです。

階高の高い、広々とした一階空間です。
中庭を見上げる。
増築部分はコンクリートとガラスで計画されています。
中庭の奥のカフェの様子。
2階の床様子がガラスになっていて、
1階の様子をみることか゛できます。
余裕を持って本を陳列してあり、居心地が良いです。
中庭を見下ろす。
3階のさらに上のロフト部。
3階にあるブラウジングコーナー。
階段は木で作られています。
床は赤いタイル、左の壁は煉瓦造の外壁、
右の壁は木製の間仕切り壁です。

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