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【台湾のジャズライブ】晴恩&劉雲平デュオ

このデュオは、僕が劉雲平のファンなので、彼のギターと演奏するデュオなら間違いないだろうと3年前に聴きに行きました。そこで2人の自在な演奏とMCにすっかり気に入ってしまいました。
コロナの最中は聴くことができなかったのですが、2023年の5月になってようやくライブが復活しました。迪化街にあるライブカフェ、Dixielaneに聴きに行ってきました。


劉雲平

劉雲平は、台湾のジャズミュージシャンの中でとても特徴的な演奏をするギタリストです。彼の演奏はヴォーカリストCelineとのデュオで初めて聴きました。どちらかと言うと、ジャズと言うよりも、フラメンコやR&B、フォークギターの様なイメージ。それに加えてアドリブも自在にこなします。ですので、ジャズのライブハウスで演奏があるのですが、とても独特なスタイルになります。多くがデュオの形で演奏されていますね。一度だけベースを加えたトリオだったこともあります。彼のソロギターでの演奏も聴いたことがありますね。

劉雲平

オリジナルアルバム「指板上的旅程」

晴恩

既に紹介したことのある"玩弦四度"で、第二バイオリンを担当しているのが晴恩です。彼女はこのジャズカルテットの他に、クラシックの小さなフォーマットの演奏をたくさんやっていますが、ジャズのデュオ演奏はこの劉雲平とのものだけの様です。

劉雲平がジャズと言う枠にとらわれず、とても広いジャンルの曲を弾くので、晴恩がクラシックを背景としてジャズの演奏にチャレンジしているのに、うまく好みが合うのでしょう。とても楽しく好きな曲を演奏しているというふうに感じられます。

晴恩

玩弦四度

Dixielane

Dixielaneは、迪化街に1年ほど前にオープンしたライブカフェです。古い商業施設の建物をリノベーションして、手前の店舗スペースをカフェ、奥の倉庫のスペースをライブハウスにしています。
カフェにはとても立派なオーディオシステムが、レコードプレイヤーと一緒に置いてあり、棚に置いてあるレコードを好きに選んで聴くことができます。
ライブハウスとしては、週に3日ほど台湾の著名ミュージシャンの演奏が行われています。ここの音楽ディレクターは台湾のジャズミュージシャンと幅広く交流していて、行われるライブはいずれも素晴らしいものですね。

カフェのオーディオシステム
クリスマスライブの様子

Schindler’s List

この日の演奏は、映画音楽とミュージカルナンバーをフィーチャーしたものでした。そのうちSchindler’s Listだけ映像に記録したので紹介します。


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