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【台湾のハイキングコース】擎天崗-風櫃口
5年前に台北でのハイキングを始めた頃、何の計画も立てないで擎天崗に行ってみたことがあります。その頃は陽明山の全貌も分からず、とにかく行ってみたら何とかなるだろうという心づもりでした。
擎天崗までバスで行き、そこで目的地をどこにしようと案内を探してみました。すると、風櫃口へのハイキングルートを示した看板があり、距離も6.4kmとあったので適当と思い、歩いてみることにしました。結果、ここはとてもなだらかな歩きやすく、途中の景色も素晴らしいルートでした。今でも機会があれば友人に薦めています。
いくつかの景観スポットを紹介します。
擎天崗:ここは台北市民の有名なハイキングスポットです。山歩きをしない人でも、この高原には遊びに来ます。台北の雑踏を離れ、広々とした山の上の緑の高原をゆったりと散策できます。台北からバスで1時間で、那須高原の様な避暑地に来る様な印象です。
尾根ルート:このハイキングルートは、台北市と新北市の市境にあり、それはちょうど山の尾根を歩く様になっています。山の稜線に沿って上り下りをするので景観の変化に富んでおり、歩くたびにシャッターチャンスが訪れます。
石梯嶺:尾根ルートをしばらく歩くと、石梯嶺と呼ばれる視野の開けた緑の高原が現れます。ここには水牛が休んでおり、それをとても身近にみることができます。ハイキングはここで一休みです。
森林ルート:石梯嶺を抜けると、道は尾根ではなく谷筋になります。こうなると、風景はガラッと変わり、道に沿って高木の生い茂る、涼しい森林ルートを歩くことになります。
風櫃口:このハイキングルートは擎天崗から風櫃口となっているので、この終点には案内と休憩のための亭があります。ここをスタート地点にして擎天崗に向かうパーティーもたくさんいます。
風櫃口/聖人橋:実は、この風櫃口付近にはバスの停留所がありません。後で調べて分かったのですが、ここから道を20分ほど降った場所に、劍潭捷運站から来るミニバスM1の停留所があります。風櫃口をスタートするハイカーは皆このバスを使って来るようです。この時、僕はそれを知らなかったので、Google Mapで検索して、もっと麓の至善路にあるバス停留所まで歩くことにしました。この場所ですと、幹線道路なので頻繁にバスが出ています。
ここも、鬱蒼と生い茂った緑の中を歩くルートです。高低差もそれほど激しくなく、緩やかに坂道を降りていきます。30分ほど歩いて、聖人橋の袂のバス停留所に着きました。
このハイキングルートは、非常に整備が進んでいます。石畳の歩道はずっと整備されていますし、サインも十分にあり、迷子になる心配はありません。ハイキング客もたくさんおり、人気のコースであることが分かります。多くの人は風櫃口からの登りルートを歩くようです。
また、台北市はこのルートを台北大縱走Taipei Grand Trailの3番目のコースに定めています。それもあってこれほど整備されているのでしょう。ただし、この擎天崗-風櫃口ルートはこの3番目のコースの半分のみです。全体は小油坑から七星山を経て擎天崗に来ており、最後に風櫃口まで歩きますので、とてもハードなルートです。
台北大縱走第三段
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尾根伝いに歩くこのようなルートが、緑にあふれているというのがとても台湾らしいです。台湾の山は標高がかなり高くなっても緑が多いと聞いています。これらの1,000m以下の山では、このような風景が普通の様です。
この擎天崗に行くバスは、MRT劍潭車站からM15のバスで行くのが便利です。風櫃口には、同じくMRT劍潭車站からM1のバスが出ています。
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擎天崗
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そこからは台北の街が見下ろせます。
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尾根ルート
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石梯嶺
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森林ルート
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風櫃口
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風櫃口から聖人橋ルート
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聖人橋
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巨大な岩肌が見えます。
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