他人は変えられないっす!コーチング記録①
困ったあの人をなんとか変えたい、変わってほしい・・・
そう思ったことが全く無いという人はいないはず。
今日はそんなお話しです。
あの人に変わって欲しいんです!
地方で駐在をしている後輩のN君と一緒に仕事をしているMさん。
Mさんは、一年前に転職してきた50代の方。前職の職場感覚で動いていて、周りの関係者とトラブルを起こしているそう。
そんなMさんをどうにかして変えたいと思い悩む後輩のN君。
そんなN君にコーチングをしました。
他人は変えられない
アドラー心理学では、他人を変えることはできないと考えます。
「健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。
不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。」
※アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉 引用
誰もがそうだと思うのですが、他人から「あなたのここがダメだから、もっとこう変わるべきだ。」と腹の内で思われながら接せられるほど、ムカつくことはないですよね。笑
もっと明るく接してしてみたら?
ここをもっと意識してこうしなよ!
どうしていつもこうなの?
そのなの気にしすぎ!もっと気軽にしちゃえば?
あいつを変えたいなんて思いながら接すると、こんな感じの言葉が自然とでてきませんか?そして態度に出る。こんなこと言われると、「こいつウゼェ〜!」と叫んでいるのが聞こえてきそうです。
だからそこ、相手を変えようとせずに、
自分の相手への関わり方を変えてみる!
そんな観点でコーチングを開始。
相手との理想の関り方から具体の行動を起こす
相手のいい所、助かっているところ、嫌だな、困るな、というところを、それぞれ挙げてもらい、その上でどんな関わりをMさんとできていたらいいかを一緒にイメージ。
そして、そのイメージの何が大事そうなのかを探してみることに。
「Mさんがこの分野は俺に任せろ!となっている感じかなぁ。」
「個々の強みが合わさって、シナジーが生まれいる感じが大事。」(N君)
「じゃー、その時にN君はどんなかかわりが出来ていそうかな?」(私)
「なんでもMさんと気軽に話せて、ここをお願いします!と自信をもって頼めていますね。」(N君)
「いいねぇ~。そんな状態なるためにまず、何を目指そうか?」(私)
理想の状態に向けて、まず始められそうな目標を見つけることができたので、そのあとは目標に近づけるように、N君のなかでの類似する過去にうまくいったパターン、うまくいかなかったパターンを思いだしてもらいました。
そして、過去を参照し、まずはこれをしてみようと具体的なN君自身のやり方をみつけて着地できたので、無事にコーチングを終えられました。ヨカッタ・・・。
コーチングが終わって振り返ると、チームの関係性を紐解いていくソシオメトリーや、N君自身もコーチングに関心を持ちコーチング的にMさんと関わろうとしている最中での相談だったので、N君自身がなぜコーチングに関わりたいと思ったのか観点からも展開できたかなぁと思います。
なにはともあれ、この時間は有料級だ!とうれしい言葉をかけてくれ、明日らMさんとの関わり方を変えてみようという勇気をもって帰宅していった彼の後ろ姿を見て頼もしく思ったのでした。
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