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元アニマルサーチ絆~Come back HAPPY⑧

前回の最後に、「わーこさんからの新しい提案」と書きました。

なので、今回はその提案についてすぐに書き始めるべきなのでしょうが、

その前に、今後、HAPPYの捕獲に大きな関わりを持ってくる方を紹介します。

元猫探偵ペット捜索を専門にしていた大林さんです。

大林さんは、札幌の近くにお住まいなのですが、”元”と肩書きがついているとおり、現在は正式にはペット捜索とは無縁のお仕事をされています。

しかし、これまでにペット捜索に身に付けたスキルは相当なもの。今でも、捕獲のためにいい商品を見つけると、海外から取り寄せてでも手に入れています。

ペットやその飼い主の心を思い、無事に飼い主のもとにペットを届けたいという気持ちは人一倍強く、ご自身のお仕事が終わった後は、チャンスと思えば時には徹夜してでもペット捕獲に情熱を傾ける方です。

ということから、今では、「元アニマルサーチ絆」という肩書きをつけて活動され、時には地元を離れて遠くの地まで駆けつけることもあります。

Instagramや、Twitter、じゃなかった「X」でも情報発信はこまめにされていますので、気になった方は、ぜひご覧になってみてください。

この大林さんも、「ソラネコせたな」さんとは、この時期、まだ実際に面識はなかったそうですが、「ソラネコせたな」さんが猫の捜索をする際には、よく知恵をお借りしていたようです。

今回も、なかなか捕獲にいたらないHAPPY捜索にあたって、大林さんのアドバイスを参考にしながら、わーこさんやカズさんは私に知恵を授けてくださったり、実際に動いてくださったりしていたようです。

「ソラネコせたな」さんの活動方針と繋がる部分がありますよね。

なので、この繋がりは繋がるべくして繋がったものだったのでしょう。

2023年6月18日(日)

それは、私がわーこさんにつぶやいたLINEの一言で始まりました。

「~前略~。もう、薮や森の中に入られたら探しようがないし、入ってなくともどこをどう探せばいいのかわからないのと、姿を見つけても捕まえられる気がしなくなってきました(T^T)。~攻略~。」

これに対しての、わーこさんの提案とは以下のようなものでした。

「アニマルサーチ絆さんがいろいろアドバイスをくださるので、ウチのダンナも含めたLINEグループを作ってもよろしいですか?」

「お願いします!」

と返事をすると、5分もしないうちにグループLINEができあがっていました。

簡単に挨拶をすませ、まずは逃走時の様子からこれまでしてきたことをまとめて伝えると、大林さんが、見つけた時の注意点を教えてくださいました。

「絶対に追いかけないでください。
まずは一時停止で動かずに様子を見て下さい。
焦らず、まず見れたことを良かったと思えるように飼い主さんが安心してください。

猫には気持ちが伝わります。
それと同時に安全な場所で腰を低くく、座ったりしゃがんだりしてください。
立っていると警戒するためです。
理想は猫目線迄しゃがんで下さい。
基本的に猫から近寄って来るのを待つことが大切です。」

もっと長いのですが、とりあえずこの場で大事な部分だけ抜粋しました。

これ、試したこともちょっとあったけど、ほとんどだめなことばかり今までしてたってことでした!

いや、一度、わーこさんやカズさん、他のボランティアさんからも聞いてはいたのですが、その場になると。。。

でも、活字になって見ると、やっぱり伝わり方のインパクトは違いますね。

(私が活字中毒なので聞くより読む派だっただけなのかもですが・・・)

その後も、今後の、捕獲器の置き方から、捕獲器に入れておくご飯の量、置きエサを置く場所、そして、トレイルカメラの設置場所まで丁寧に指導していただき、試してみることとなりました。

大林さんとしては、もう1週間もたっているので、焦らず、

今HAPPYがどうしているのか、

どんな行動パターンを取っているのかを探り、

捕獲器のご飯も安心して食べられるもの

と思ってもらえるようなセッティングをしておこうという段取りをしてみたいようでした。

この夜、グラウンドの方を見に行くと、キツネが置きエサを食べているところで、私の姿を見つけ排水溝にいったん身を隠し、そのまま姿をくらましました。

20時近く、わーこさんやカズさんと話しているところに、またもや、ベランダ付近にぱっつんが現れ、追い払います。

21時半頃、トレイルカメラを2台設置し、この日はお二方とお別れ。

その後、再び学校グラウンドを見に行くと、山の麓とグラウンドの境目あたりに懐中電灯の光に反射する目が。

これはHAPPYだと思いたい!

その後、再び見に行くと、またキツネの姿が。。。。

この日はキツネに狙われないように祈りつつ、見回りを諦めることとした

続く

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