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サッカーはゾクゾクするものだ。

今日は現在のクロアチア生活で感じることについて書いてみます。

22年の僕の人生。

その大半以上をサッカーに費やしてきました。

そこから普段の生活とサッカーがいかに結びついているのかは、スポーツや何かに夢中になったことがある人は分かって頂けるでしょうか?(笑)

しかし最近はそのサッカーや普段の生活が、どうも上手くいっていないと感じます。

なぜでしょう。

答えのない問題をひたすら自問自答する日々で、朝目覚めるのも苦しいです。

しかし同じく海外でサッカーをしている方のnoteを見ていた時に、その答えがふと分かったような気がしました。

サッカーで一体俺は何をしたいのか?

クロアチアにサッカーをしにきた僕は、根本的なことを忘れていたと感じます。

日本での周りの期待や評価に踊らされ、”ここでやっていける、上に上がるぞ”と見定めて海を渡ってきた僕。

そこにはサッカーに対する、言葉では表せられない心から湧き出るものがありませんでした。

なぜサッカーをしているのでしょうか。

その答えを求め、高校卒業後の18歳でアメリカへとサッカー留学をさせてもらいます。

サッカーで成し遂げたいことがあるから。

もちろんそうです。

しかしそこより大きく深いものがあります。

それはサッカーが自分を変えてくれると知っているからです。

試合に出れず苦しい時、

大怪我からピッチの外から見るもどかしさ、

自分だけメンバー外でホームステイの家族と食べた気まずいご飯、

スカウトを呼んだのに、試合に出れず、前日にケガをしたとウソをつく情けなさ、

応援してくれる家族・友人の期待とは裏腹に出ていない結果に焦る気持ち、

数えたらキリがないくらいサッカーで自分を嫌いになりそうになり、自信を失いそうになり、ため息をつき、辞めてしまいたいと思いました。

何度だって辞めようと思えば辞められたと思う。

だって理由は死ぬほどあるもん(笑)

でもなんでか続けられた。そこが答えだと思う。

サッカーが自分を変えてくれるのだ。

今だと

自分だけ練習に混ざれず、外で別メニューをしていたり、

現実と裏腹に、日本やヨーロッパの1部リーグで妄想を膨らませてみたり、

彼女と会えない状況を引き起こしているのは自分のサッカーのせいだと感じたり、

気持ちは、確実にクロアチアで文章を書いている身体にはない。

日本人同士で誰がどこでどれくらい活躍したとか、どこならどのくらいのお金が貰えて、あのチームのインスタが凄いとか、日本で裕福に暮らすにはどこに行くだとか、くっだらない事しか考えられていなかった。

本当にくだらない。

本当の意味で環境に感謝できていなかった。

誰がどうとか・お金がどうとか、本当にどうだっていい。

クロアチアでサッカーが出来ている事実は本当に尊いことで、良いチームに・選手に・街に・グランドに・全てに恵まれた。そう思ってから尚更、

僕はここに何をしにきたか?

自分を変えたくて来た。

中学校の時に走るのが嫌で、高校は”走らない”と言われていたユースに行った。

ただそんな逃げているような自分が嫌で、走らなければ人間として死ぬだろうと思い、少し狂気じみたワクワク感でアメリカへと渡った。

アメリカに行く前に家の周りを自主的に(アメリカで)死なないように、よく走ったものだ(笑)

今考えると渡米理由はアホすぎるけれど、克服して今では楽しんですらいる。

スペインに行ったおかげで自分は価値のない選手で、価値を付けなければいけないと思った。

だからクロアチアに来た。

価値をつけに来た。

それだけじゃない。

もっとサッカーはワクワクするもので。飢えて、言葉では言い表せられない興奮を与えてくれる。

そこが好きだから、どんなにキツくてもミスっても嫌なことがあっても続けているんだと思う。

自分を変えたい。

変わりたい。

強くなりたい。

左肩の脱臼癖を克服するくらいのしなやかでキレのある身体になりたい。

興奮する時間を味わいたい。

本当に飢えているか?

アフリカや南米の選手のようにサッカーで成功しなければ、家族を幸せに出来ないとか犯罪に手を染めてしまうことは日本で生まれた僕にとって程遠い。

ただそんな選手達と同じショーケースに入れられる、とんでもない世界。

認識しているか?

彼らと勝負をしている。そんな選手は背負うものがあるから強い。

でも絶対に負けない。

これ負けたら明日の食べ物がないとか、妹や弟の学費が払えないとかいってサッカーしているのか。

ヤバいな。(笑)

ゾクゾクする。

日本では確実に味わえない側面に違いないでしょう。

絶対勝ってやる!!(笑)

(誰に?wwwwwwwww)

これからもゾクゾクの中にあるワクワクを大切にして、これからも生きていきたいと思います。

この文章のおかげで、何か生きている感じがします。(笑)

こんな拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

では!皆さんにとって良い日でありますように!


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