『電子国家』、エストニアのタリンでリモートワークしてみたレポート
2024年の6月に電子国家として名高いエストニアの首都、タリンでリモートワークをしてきました。1週間ほど滞在しましたが、普段ドイツに住んでいる自分にも色々なことが新鮮だったので、記事にします。
タリン空港周辺
タリン空港は兵庫県の伊丹空港のようにコンパクトで市内中心部から約4キロメートルと非常に近く、使いやすいです。
次に空港周辺の市街地です。
タリン旧市街
タリン旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。中世の雰囲気が色濃く残っており、美しい建築や石畳の街並みが印象的です。
テリスキヴィ地区
テリスキヴィ(Telliskivi)はかつての工業地区が再開発された、文化的でクリエイティブなエリアです。スタートアップ・コワーキングの中心地ですが、アート、デザイン、グルメ、ショッピングなどが楽しめる人気スポットでもあります。
ノブレスネル地区とカラマジャ地区
ノブレスネル(Noblessner)とカラマジャ(Kalamaja)は旧市街の北西にある、歴史的な木造建築や造船所をもとに、再開発されたウォーターフロントエリアです。アート、グルメ、サウナなどが立ち並び、住宅街も多いので、移住するなら生活拠点として良さそうです。
ローターマン地区
ローターマン地区(Rotermanni kvartal)は旧市街に隣接した再開発エリアです。この地区も歴史的な産業建築物と現代的なデザインが融合しており、ショッピング、グルメ、エンターテイメントが楽しめます。
ピリタビーチ
ピリタビーチ(Pirita Beach)は、タリンの旧市街から北東部に位置し、美しい自然とアクティビティがいっぱいあります。
まとめと感想
コワーキング施設や近場のカフェでリモートワークは可能ですが、夕方遅くまで空いている場所は多くないです。スタートアップ向けのコワーキングが中心になります。
Eスクーターや支払いなど、生活に関わるあらゆることが電子化されていて、刺激になります。
東京やニューヨークなど第三次産業が中心の街はオフィスビルでいっぱいですが、タリンは電子産業が中心です。ビジネス以外の文化・自然・住宅に土地を有効活用できています。
エストニア人の他に、スタートアップ系のヨーロッパ人、ロシア系の移民、北欧の物価から逃れてきたフィンランド人、グルジアの留学生など、ヨーロッパ中の人たちが集まっています。エストニア語、英語、ロシア語のどれでもウェルカムな感じがしています。
エストニア特有の伝統料理はほぼないですが、他国の料理を積極的に取り入れ、地元の食材を活かしたモダンなレストランが多いです。
世界遺産になっている旧市街が最高に綺麗。近隣の海岸も綺麗で長期間の生活をイメージできます。
夏はほぼ24時間明るいですが、逆に冬は日照時間が短そうなのが気になりました。
ドイツに経済、娯楽、文化が近い気がしました。ポーランド、ラトビア、エストニアという他のバルト海の国に比べると物価は高めです。
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