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テリハハウス日記(2023-2024その4)

ぶっ倒れたのを絶対安静で治して、年始早々遠出をする、
というのが正直いかれてる。

正月3日、朝4時に起きて最寄りの駅へ行き、まずは行けるところまで行ってみる、小倉から関門海峡を越え、新山口までは良かったけれど、
新山口で乗っている電車が故障して車両交換ということになった。

それで都合30分遅れ、岩国でまた乗り換えて、とりあえず岡山まで行くが、
どうも四国方面はひとが多すぎて、あとセンサリーな大人に引っかかり、
殺意を覚えたんで、一度改札を出てうどん食って姫路まで行き、
それから三宮、その日は神戸クアハウスのテレビブースで一時休止。
金があれば神戸サウナアンドスパで休止にしたいが、飯代込で出費が1万円になりそうなのが怖くて、クアハウスにした。
一度はいると外出が難しく、食事処は現金のみなので2リットルの水を
買い、風呂に入りつつ水だけ飲んで過ごし、気がついたら死んでいた。

翌朝起きて、宿を出て、三宮のガストまで行き、朝飯を食い、
18きっぷを使い、一気に名古屋へ行こうか考えたが、
姫路等近辺で電車と車の衝突事故が起こりJRが死んでいたので、
スマイコに3000円入れて、阪神電車でなんば、近鉄特急ひのとりで名古屋。

奇跡的にプレミアの一人がけが取れて良かったけれど、事前に食い物が手に入らず、車内のコーヒーマシンでコーヒーを買い、それだけ飲んでようつべを見たり音を聞きながらひたすらボーっとし、名古屋での宿を決めるともう名古屋、降りて昼飯食べて宿に荷物を入れよう、と考えるが人が多い。

人が多いから結局駅から離れたデニーズで飯を食い、地下鉄で大須観音まで行き、宿に荷物を入れ、大須観音とその商店街をウロウロしてパソコン屋、携帯電話屋に何があるかを見に行ったら栄の端っこまで歩いていた。
大慌てで宿近くまで戻り、チェックインして大浴場、近所の王将で飯。
また死んだように眠るが、いつ心臓が爆発するか、爆発したらどうやって
救急車を呼ぼうか、頭がぐるぐるする。

翌朝、宿から名古屋駅へ出て、刈谷につき、宿に荷物を入れて
豊橋へ向かい、それから一宮か岐阜へ折り返そうかと思ったら
豊橋競輪場行きの無料バスがあったのでそれに乗り込み、
特別観覧席に座り、ぼーっとレースを見ながら、次のことを考え、
手配の電話を掛け、新年の作業に取り掛かる。

作業が終わると現場でのレースが終わり、宿につくのが
遅くなってはいけないので路面電車で駅に向かい、
壺屋の立ち食いできしめんを食べ、藤田屋であん巻きの
天ぷらを食べて刈谷の宿に戻る。

チェックインして部屋を作り、洗濯物を洗濯機に突っ込んで
仕上がりを待ちながら部屋で休む。


これ、大好きな演出。

 
三河対茨城戦@ウィングアリーナ刈谷

このカードを見るのは去年からの懸案で、この懸案を芯にして、
諸々の観戦計画を立てて、というかファンクラブ特典の入場招待券を
このカードにつぎ込む腹づもりだった。

けれどもなぁ、フルハウスの入場客が毎試合欲しい、というのに
引き換えた入場券通りに客を入れて欲しい、2席引き換えて
厄介避けとしてひと席空けるやり方は果たして正しいのか、
ぐるぐる考えちゃうと、今回始めて三河さんに入場券としてお金を落とし、
ひとランク上の1階スタンド席を買った。
・・・アプリチケット配券のつもりがPDF配券に
なってしまったのが(以下略。

にしても過去2回の刈谷行きは名古屋市内に宿を取り、
そこからJRを使って刈谷に行く日程だったけれど、
今回名鉄イン刈谷という駅改札至近、会場までの無料バス乗り場にも
近いところに宿を取ると本当に楽。

この伝で行くと隣の名鉄三河線を使って豊田スタジアムの
サッカーやラグビーの試合を見に行くときにも使える、
更にいうと名古屋市内の興行にも使える立地かもしれない。

試合の中身は降格最右翼のチームにこれだけ苦戦するのはいかがなものか、という内容だが、「応援」に手抜き、手抜かりがない。
・・・そりゃそうだ、ファンクラブの一番上のランクに入会できる、
しかも日本のバスケの歴史を体現した人たち、といえばコートサイド長辺
短辺かかわらず最前列の座り心地の良い椅子に座りがちだが、その人達は
ブルーゾーンと呼ばれるホームリング裏の一番見にくい立ち見ゾーンで
率先して声を出して「ブースト」している。

この手抜きなしのブーストに全体が引っ張られると、負けをオーバータイムで勝ちに持っていけるようになるんだ、私達もかく有りたい、と思った。

FE名古屋対琉球戦@枇杷島スポーツセンター


バスケットハウスに近づいてはいるけれど。

なんだかんだとU18のBリーグを見ていたらこのカードのトップ対戦が
やけに引っかかって、というかエンタメと競技バスケ双方で結果を
出している現時点での総合力最強琉球、此方Bリーグの中で愚直に
競技バスケを追求したらいつの間にかトップカテゴリーに定着している
FE名古屋、その対決はどういう化学変化をという心持ちで残り少ない
チケットを取り、試合場へ向かう。

刈谷から名鉄三河線に乗って知立、そこから名鉄特急に乗って名鉄名古屋に着くが、栄生東枇杷島に止まるいわゆる「普通」がなかなか来なくて、
少しイライラする、それでも早い時間帯で東枇杷島に着き、道案内通りに
900メートル歩くと目的地、時間調整のためにガストに入ってドリンクバーとフライドポテト、そしてソフトクリームで時間を潰す。
半分うつらうつらしながらポテトを食べていたのは内緒だ。

箱の中に入るとぎゅっと感は「バスケット小屋」、エンタメの要素を加えた
「バスケットハウス」にするために屋根の壁を使い得点板や映像を映す
仕組みなどの「足りないことを補う工夫」は満載、けれどもなんか薄い。

バスケの心得があるこどもとその家族連れが客層の大半を占めていて、
バスケの心得のある大人の集団、あるいはぼっち観戦が目立たない
レベルまで家族連れが多すぎる、そしておとなしい。

最近のテリハハウスもバスケの心得があるこどもと家族連れが多くなった、
けれどもFEと違うのはその子どもたちが一生懸命声を出して応援、というかブーストしている、そこに試合途中から練習を終えて合流しているU18やU15の子どもたちが乗っかってノイジーブーストを作っている、
結果として良い雰囲気ができている。

けれどもなぁ、FEさんはどうなんだろう、競技としては良い空気なのかも
しれないがなんか冷めている感じがする、勝利を収めた土曜日の雰囲気が
どうだったかわからないのでここまでしか言えないけれど。

さっさと帰らせてもらえないことを堪えて箱を出て東枇杷島に向かい、
なかなか来ない普通電車を待つムーブはテリハハウスのある人工島から
脱出するためのバスを待つムーブにどこか似ていた。
後々考えると、刈谷の名鉄インから枇杷島スポーツセンターに向かう時間と
家からテリハハウスに向かう時間帯はほぼおんなじじゃないか、ということに気がつく。

名鉄名古屋の駅ナカ吉野家で飯を食う気合も沸かず、快速特急に乗って
知立、三河線で刈谷、一度部屋に行ってファミマで簡単に食べられるものを買い、食べて明日の準備をして寝る。

次の日は朝4時過ぎに起きて、刈谷から雪景色の米原、新快速で大阪、
関空快速で関空までたどり着き、飛行機までの長い時間をターミナルで
過ごしてから飛行機で久しぶりの福岡。

なんか、良かった、としか言いようがない旅だった。

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