伝統芸能 講談という芸。

日本の伝統芸能 講談 についてまとめたのでシェアさせていただきます。


日本には 寄席 と言われる面白い話や難しい技を見せたり、大衆が楽しめる芸をする場所があります。話芸は歌舞伎や能などの舞台に並ぶ娯楽の1つです。
現代では講談、落語、漫才、浪曲の大きく4つに分かれています。


●講談とは
歴史上の偉人や武将と物語、世間を話題にしているニュースを座って1人で話す、読み聞かせる芸です。演者は釈台と言われる小さな机の前に座り、張り扇で叩きつつテンポよく読み物を読んで話します。
落語との区別は話の内容は全てノンフィクションであるということです。
講談師は現在約80名ほどで、若手は女流の方が
多いです。


●歴史
日本最古のお笑いです。
講談とは元々、仏教の言葉です。お釈迦様の教えを講義する意味で講釈となりました。わかりやすく優しく伝えるために発音や抑揚、発声などで工夫したのが始まりです。
御伽衆と言われる将軍様の話し相手をする人から始まったと言われています。
軍配について話をしたり、物語を読み聞かせたり、雑談をしている中でこれを得意する人たちが現れます。
その中で徳川家康に軍記物を読み聞かせた、赤松法印(あかまつほういん)が講談師の祖と言われています。ここで話芸として確立し、いくつかの流派に分かれていきました。

江戸末期から明治時代にかけて講談の全盛期となりました。
娯楽の中心の1つとなり、明治時代には講談本と呼ばれる講談の内容を記述されたものが人気を呼びました。
講談社は講談本を売って成功し大手企業となったと言われています。

しかし、明治末から昭和に入り漫才や他の人気大衆芸能の人気に影を潜め徐々に落ちていきます。
テレビの普及によりさらに衰退進んでいきました。

現在、100年ぶりにブームの再来とされています!
歴史やメディアを沸かせている問題を題材してわかりやすく面白く話すスタイルが再評価されています!

神田 松之丞さんの講談がおススメです。

https://youtu.be/8imDtqARly0


いつもの学びシェアとは違いますが、歴史を知ることで見方が変わりますね。

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