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残りの人生について考えたら、自分の輪郭が見えてきた。

先日ふと、死ぬまでにいくつ物語が書けるだろう?と疑問に思いました。
平均寿命まで健康で、毎日描き続ける体力があるとして、「1年で最低3作」と仮定して計算します。結果を見ておどろきました。めちゃくちゃ少ない。日常的に本を読む人なら、まず間違いなく「それだけ?」と震える数ではなかろうか。

なんだか急に、目が覚めました。

行方不明のわたしは、すっきりさっぱり見送ることにします。戻ってこなくてもいいし、新しく出会えなくてもいい。今ここに残っているわたしと、これからの人生を最後まで生きていきます。

今もまだ、行くべき道はわかりません。結果も成果も何もありません。それでもわたしが、「物語のない人生」を生きられるとは思えませんでした。とりあえず、物語と一緒に人生を賭けてたのしむ「わたし」がぼんやり見えてきた気がします。

まだまだ、道半ば。でも人生はもう、折り返しているかもしれない。
死ぬ気でガツガツやるぜ!は、若いころに散々やったので、これからは今日を存分にたのしむ方式で、夢とも目標とも違う方面へ、歩いていこうと思います。

2024年の6月29日は今日だけ。そして6月29日にあと何度、出会えるでしょう。
あなたは今日、どんな1日を過ごしますか?

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