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ペンネームを決めるって、とてもむずかしい。

ものがたりを書いているとき、
わたしもその世界の一部になります。

だから、
現実世界で生きるわたしとは違う存在として
ものがたりを書くわたしにペンネームを付けました。

ペンネームを持ったわたしは、
登場人物のひとりのようで、とても居心地がいいです。

とはいえ、ペンネームを付けた理由は、
「知人に知られたくないから」が、
一番大きいかもしれません。

なぜ、知られたくないのか?
この辺のお話はまたいつか。

ペンネームを考えるとき、
どんな名前にしようかとても悩みました。

そこで、方向性をふたつ決めました。

ひとつ、簡単に読み書きできること。
ふたつ、なりたいわたしをイメージできること。

多くの人が簡単に読み書きできるよう
名前に使う漢字は、小学生でもすぐに習うものを選びました。

そして、いつも揺るがず穏やかな
山のような人になりたいと思っているので、
「山」を入れようと考えました。

わたしがなりたい「山」のイメージは、
富士山のような高く険しく荘厳な存在ではなく、
高さに関わらず、どこまでも広く続く山々です。

いつも変わらずそこにいて、
揺るがず騒がず、どっしりと構えている。
静かにのんびり世界を見守る存在が、
わたしが理想とする「山」です。

そこで、「広く静かな山がいいな」と考え
「広山静」に決めました。

最後に、「静」って画数多いなあと思い、
ひらがなの「しず」に変えました。

実は、「しずか」とも迷ったのですが、
静かすぎる世界はさみしいので、
ほどよく抜け感のある「しず」で決まり。

本名とは違う、
わたしがつけたわたしの名前は、
わたしが理想とするわたしの姿です。

今のわたしは、すぐに揺らいで
ぺちゃんこになることも多いです。
名に体をつくってもらうつもりで、
これからも書き続けたいと思います。

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