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北欧、ヒュッゲ(Hygge)がコンセプト。親友のお店がオープンします。新宿ゴールデン街から東中野へ

このコロナ下に新しい挑戦をする私の親友へ、応援する気持ちを伝えたくて書きます。

コーヒーが好きな方、お酒が好きな方、人とお話することが好きな方。ぜひ最後に書いてる「新しいお店のこと」を読んでいただきたいです。今はまだかたちはありませんが、きっとすてきな出会いが待っていると思います。

ステイホームふたたび

また蔓延防止が出てしまい、大好きなお酒を飲みにいけなくなってしまいました。それでも大人しく読書したりNetflixを観るそこそこ楽しい生活を送っています。

健康は何ものにも変え難いです。

のんきな私とは対照的に飲食店にとっては苦しい日々ですね...行きつけの立ち食いお寿司屋さんもしぶしぶ営業時間の短縮や臨時休業を繰り返していて...

そんな重苦しいニュースが多いこの頃ですが、私の親友は新しいお店を開業します!(はい?)

親友の"おまみ"

私とおまみの出会いは大学のストリートダンスサークルです。(おまみは私のことを「最初は絶対仲良くなれないタイプだと思っていた」と後に語っています笑)

おまみは私と同じく大学からダンスをはじめたのですが、おとなしそうな見た目からは想像もつかない度胸とセンスでどんどん技術を磨いて3年次にはサークルの幹部になりました(生徒会のような組織の中でおまみは副会長的な立場でした)

卒業後はみなさんご存知ワイアードカフェ(当時Wi-Fiあるお店少なかったですよね)を運営するカフェ・カンパニー株式会社に就職し、いつのまにか数店舗の店長を経験して赤字店舗を黒字化していたり、社内でのベストパフォーマンス賞を受賞して社長と海外研修に行くなどしていました。いつか自分のお店を持ちたいなー北欧にお店出したいなーなどとよく言ってました。

繰り返しになりますが、おまみは見た目がおとなしいです。(文脈と関係ないですが)

おまみは大学時代から決して目立とうとするタイプではなかったです。みんなを引っ張っていくリーダーのようなイメージは全くなく、しかしながら、今思えばおまみは"その人がいるだけで気づけばチームが安定してる"といった下支えとなるタイプのリーダーでした。

そして私はおまみがたくさん努力してきたことを知っています。週に1日の休みでがんばって働きつづけたこと、2人でキャンプにいった夜もレジ金が合わないスタッフからの電話に夜中まで付き合って悩み相談にも乗っていたこと、スヌーピー好きが有名で誕生日にみんながスヌーピーをくれること(最後のやつ関係ない)

ゴールデン街のお店のこと

そんなおまみは7年間働いた会社を卒業しました。

2018年春、おまみは幼馴染のせいや氏に誘われついに決断。新宿ゴールデン街にHALOというお店を開業しました。もともとはゲストハウスをやる予定でしたが、奇跡的な出会いが重なりゴールデン街にお店を持つことになります。その詳しい経緯はせいや氏が書いたnoteを読んでほしいです。

エピソード6までありますが、私は特にエピソード1が好きです。ゴールデン街で45年間営業を続けた人気店"花の木"のママにおまみが「私を弟子にしてください」的なことをいうシーンがたまりません。

店内は7席ほどのカウンターと奥にテーブル席がひとつ。その日お店に立つスタッフさんやお客さんによって毎回雰囲気が変わるおもしろい空間です。

HALOの前身であるお店時代から通う年配の常連さんから、新しいお客さんまでが交わる日もあり、そんな時はちょっとタイムスリップしたような不思議な気分になります。

初期のころに飲んだブランデー梅酒が忘れられない(あれはどうやってももう手に入らないのだろうか、おまみちゃん)

新しいお店のこと

話は長くなりましたが、とにかく親友のおまみが22年春頃、東中野にお店を開業します。一応HALOの系列店です。世の中は厳しい状況ではありますが、親友の挑戦は正しいと思います。

実はここに来るまでカクカクシカジカ、いろいろありまして。(これはまた書きたいです。デンマーク留学のこととか書きたい)

私が何より嬉しいことは、今回お店のコンセプトから内装、メニュー、備品にいたるまですべておまみが考えるお店であることです。まずコンセプトがすごく良くて良くて...

お店の名前は"SUNDAY JAM’s CLUB"。
込められた思いは、『日々に溢れるちょっとした幸せに気づくことができる場所』です。
下記のコンセプトストーリーを読めばより一層イメージが伝わると思います。

==  STORY  ==

私は祖父母と両親、2人姉妹の長女として、家族6人ひとつ屋根の下で暮らしていた。両親は共働きで、おばあちゃんとおじいちゃんにもいっぱい愛情を貰って育ててもらった。

両親が働いている事で、小さい頃は寂しい思いや言えそうで言えない事もあった。だけどそれ以上に、仕事をこなしながら家族とのバランスをしっかりととって生きている二人の姿を"かっこいい"と、憧れのような感情で見ていた。平日は学校や両親の仕事など、みんな揃って食卓を囲む時間はそう多くはない。

「朝ごはんにしよう」いつものおばあちゃんとは違う、母の声で起こされる。
そう。今日は日曜日なのだ。私はこの時間を楽しみにしていて、それでもって大切で、大好き。

隣でまだ眠そうにする妹を起こして、一階のリビングに向かう。美味しそうな匂いに乗って、みんなの話し声と足音が聞こえる。「いただきます」家族揃ってみんなで朝食。なんて事のない何処にでもある風景。別に平日こうしてみんなで食べる日だってある。

ただ今日は日曜日なのだ。

朝食を終えて、片付けをし始めると、「コーヒー飲む人ー?」母のお決まりのセリフ。待ってました。と私は一番に手をあげる。

小さい頃はほろ苦く、この真っ黒の飲み物を仮にも好きとは言えなかった。
ただ私は、コーヒーを片手に家族でゆっくり話すこの時間が好きだった。
この時間は不思議と、親子や家族を超えて人として本音で話すことが出来る。

歳を重ねて、学校のこと、進学の話、恋の話、お互いの仕事の話。
そんなコミュニケーションに必要なコーヒーは魔法のアイテムだった。小さい頃はほろ苦く、この真っ黒の飲み物を仮にも好きとは言えなかった。

さっき朝食を食べたばかりなのに、気づくともう昼食の時間で何を食べたいかが話題になる。

そんな毎週の、私にとって特別な"日曜日の午前中"

今度は私が、1杯のコーヒーやお酒、美味しい料理を準備して、あなたにとって特別で、つい楽しみにしてしまう一瞬を創る。
ここに来る人たちとその場の会話、人生にプラスになるような出会い、
心の本音を話してしまえるような居心地の良い場所を創りたい。

毎日が日曜日の午前中みたいに、日々に溢れる幸せな瞬間に
気が付くことが出来る場所を。

SUNDAY(私の特別な時間)
JAMS (そこに居る人たちで偶発的に起こるセッション)
CLUB(家族のようにみんなが集まる肩の力が抜けたコミュニティ)

Coming soon....

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これ読んでると日曜のしあわせすぎる情景が浮かんでしまう...!!

こちらはInstagram。溢れ出るおまみセンス

SUNDAY JAM’s CLUB

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ちなみに、デンマークの言葉で"ヒュッゲ"という概念を大事にしているらしいです。

調べるとヒュゲリ(Hyggelig)は、その形容詞形で、デンマーク人の大切な価値観やマインドセットのひとつとなっていて、物質で満たされるのではなく、人とのふれあいやリラックスした時間で満たされることを大切にした考え方だそう。

おまみがずっと夢見てきたみんなが集まる空間、それはオープンした後すこしづつ時間をかけて完成していくのかもしれないけれど、私はそばで見守る応援者でありたいです。

この記事はおまみを神泉のとあるビストロに呼び出した時に「おまみの新しいお店の記事を書いてもよいかな?」と相談して書きました。おまみは自分のすごさをあまり自覚していないようなので、また伝えたいことが溢れたら書こうと思います。

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