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田舎暮らし犬とまあまあ都会暮らし犬の生活を比べてみた

最近ふと思ったのですが、なぜ代官山を散歩している柴犬はあんなにも毛並みが良くて、カフェでも大人しく良い子にしていられるのかなあと。

どこか気品あふれる佇まい。「ああ、都会の柴犬だなあ」と。
このあたりの柴犬は富士のミネラルウォーターとか口にして育っているのだろうか。

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お互いに実家で日本犬の飼育経験のある夫にそんな話をしていると、「おれの家の犬は味噌汁に余ったご飯いれて食べてたよ」と。

え!それ、おじややん。

夫は地方のとある田んぼ豊かなエリアで育ちました。何度か遊びに行きましたが、私も地方生まれで自然が大好きなので、とっても素敵なところでお気に入りです。

夫は小学生の頃、茶と黒毛の混じった日本犬(恐らく雑種)を飼っていて、名前は”ブル”といったそうです。

(ちなみにブルは4代目で、初代から、チコ→バリ→ブン→ブルらしい。)

ブルが田舎代表という訳では全くないのですが、我が家で飼っていた柴犬だいちゃんの勝手に"普通"だと思っていた生活が覆されたので思い出として軽くメモします。

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1,飼い主との出会い編

【だいちゃんの場合】
たまたま近所に柴犬専門店(ブリーダーさん運営)があったので、そこで柴犬の赤ちゃんを両親と一緒に探しに行きました。
そこに一際目につく男の子が。それが、まつ毛の長いのがチャームポイントのだいちゃんでした。その出会いから数日後家族になりました。

時には獲物を狩り、時にはもの思いに耽る

【ブルの場合】
私が「将来は柴犬を飼いたい」というと、「犬は近所でもらうものや」が夫の口癖です。
ブルもペットショップなどではなく、近所から譲り受けた犬だそうです。ちなみに夫の父から聞いた話では、初代のチコは、ある日ラーメン屋さんに繋がれていた柴犬を見かけて、「かわいいですね」と声をかけて買い取ったらしいです。

ラーメン屋に柴犬。

ちょっと想像がつきません。そしてなぜ売ってくれたのか。謎は深まるばかり。

ブルが家族になりました

2,お散歩編

【だいちゃんの場合】
朝晩2回近所の公園まで30分〜1時間。公園ではビヨーーーーンと伸びるリードに切り替えて、走ったりボール遊びをして運動させて帰宅します。

テッテッテッテッ、とリズミカルに歩く。お耳はぴーーん

【ブルの場合】
ます近くの山へお父さんと当時小学生の夫と弟くん3人と1匹で出かけます。

山に着くやいなや首輪を外し山を駆け回る。
続いて湖を泳ぐ(❗️)
息子二人は木の棒をもって草を切って遊ぶ。
2時間くらいするとブルが戻ってくるのでくたくたになって帰る。
だそうです。

ちなみに一度帰ってこない日があったらしい。

外犬のブル。かっこいい。


3,お食事編


【だいちゃんの場合】
ドッグフードと犬用の鶏肉か牛肉の缶詰を混ぜる。腸内環境を整えるためにキャベツも入れたりしていました。

【ブルの場合】
味噌汁と余ったご飯。そう、おじやです。

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と言った感じで、犬も人間も田舎や都会ということではなく、家族の生活スタイルはさまざまなんですね。

犬にとってどちらが幸せかは人間の私にはわかりませんが、みんな家族のように愛情を持って育てていることには変わりありません。

最後になりますが、我が家のアイドル柴犬のだいちゃんは15才で天国へ旅立ちました。15年生きるとどこかの団体からか表彰されます。

夫の愛犬ブルは20年くらい生きたそうです(ちょっと疑いの目)。見た目からも野生感が強いので「こっちの犬はみんな綺麗やな〜」とよく言っています。ブルはたくましく育ったのでしょう。

そして、大自然の中で暮らしたブルのように、だいちゃんも自由にたくさん走らせてあげたかったな、とちょっぴり羨ましい気持ちです。

 晩年は毛がまっしろに。

犬も人間と一緒で、暮らす場所や関わる人の影響を受けながら、個性やふるまいが創られていくのかなあ、なんてことを考えている今日このごろでした。


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