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企画書の制作依頼が急増して思うこと

以前、こんな記事を書きました。

多くの企業がいま、自社のこと見つめ直して、見える化しようとされているんだなーとつくづくかんじています。

同時に、企画書の制作依頼がとても増えました。

既存のお客様からのご依頼もあるのですが、新たにお取引が始まった企業様も、その多くが企画書制作のご依頼から。

しかも、どの企業様の事業もウィズコロナ時代を見据えて、新しく練り上げられた面白いコンテンツばかり

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私が名刺にも綴っている「『伝えたい』を伝える」欲が、ジリジリと刺激されつつ、面白いなー、いや面白いなーと思いながら、お仕事させてもらっています。

さて今回はこの企画書制作に際して、求められる三大要素をご紹介したいと思います。

その1:ビジュアル化

最も多いのがこれです。
マーケットの事情も、世の中の流れもきちんと踏まえた新しい事業構想はできた!さてこれをどう、相手にわかりやすく可視化するか?
ここが意外と(というか、当然というべきか)難しいところなんですよね。ただ図解を起こせばいいってもんでもない。伝わるカタチにしないと意味がない。
図に添える文章も、読み取りやすいフォントサイズ、行間隔、見出しと本文のジャンプ率などなど、配慮すべき点は山程ある。
それを「デザイン」が本業じゃない人がするのは至難の業、というか本来無理なんですよね。

実はこの企画書の制作サービスを思いついたのは、私自身が企画書を日々たくさん作っていて、とっても大変だったから。先方へプレゼンする構成も、文章も、当然自分で考えられる。けど「キレイに」整えられない。仮に整えられても時間がかかる。やっぱりうちのデザイナー陣に任せたほうが、早くキレイにしあがる。まさに「餅屋は餅屋」で。

「これ、私みたいに自分で企画書かいたり、提案したりする立場の人はめっちゃ助かるサービスなんちゃうかなあ。実際、私めっちゃ楽やねんけど」

そう思ったのがサービス化したキッカケでした。

その2:言語化

ただ文章を整える、というよりも「どう言うたら伝わるかな?」の部分、つまりアプローチの仕方からご相談いただくことが多いです。
サービスを作られたお客様ご自身は、事業への思い入れの強さから、時に主観的になりすぎたり、まだ伝えなくていいことから先に伝えてしまったり。ご自身もどこから言うべきか、諸々悩まれた後にご相談いただくケースが多いように感じています
でもこれは私自身が、自社事業に関して発信する時にも痛感していること。自分たちの事業って「素晴らしい!」って思うものだし、「伝えたい!」ってウズウズするものですもんね。

興奮冷めやらぬ事業立上げ時、同時に必要なのは冷静さ。自分たちが伝えたいことを、ただやみくもに綴るのではなくて、

・伝えるべき人はどんな人で
・どんなことを欲していて
・どんな言葉に共感してくれるのか

ということを考え、常に受け手側の気持ちにたって言葉を選ぶことが大切だなあと日々思っています。
時には「一番伝えたいことのために、他をばっさり削る」という、事業主様からみれば悲鳴を上げたくなるような作業もいれながら…。
それもすべて「『伝えたい』を伝える」という任務を担っているからこそだと、ご理解いただけますとこれ幸いです…。


その3:ストーリー化

その事業を立ち上げた背景、内容、ターゲットなどなどを考えて、どういう順番で話をするか、を考えます。具体的には企画書のページ構成を考えたり。
例えば、時系列でダラダラと言いたいことを話してくる人、
例えば、「これめっちゃいいねんー!」的に、大好きな気持ちが溢れかえっている人、そういう人たちって話長かったけど結局、何がいいたいのかよくわかんないことって多くないですか?そんな企画書にしないようにするための作業です。

最近は、このストーリーと構成を私が考え、お客様もしくはライターが文章を書いて、最後にデザイナーが仕上げる、この連携が一番多いパターン。

こうやってお互いが得意に特化して、適宜リソースを割けると、予算もストレスも無駄にかからなくっていいなあ、と自画自賛しています。


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ビフォーコロナはここまで多くなかった、企画書のご依頼。
なんでこんなに急増したのかなと考えた時、その答えはどの企業様も、前を向いているからだよな、と。
下や後ろを向いていたのでは見つからない「新たな道」。この時代に下でもなく、後ろでもなく、凛として前を向く企業様の力になりたいと、改めて思う今日このごろです。

ではまた。



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