【社長日報】うちのお客様は「誰」なのか?

うちの執行役員として経営に関わってくださっているO氏。経営者としても大先輩でいろんなお客様をご紹介くださったり、なによりリモートワークで頑張るうちのメンバーのことを、いつも全力で応援してくださいます。

今日はO氏と幹部会議。その中で出た話題が印象的だったのでお話させてください。

「『リモートワーク』も『ママ』も
どちらも腰掛け仕事でしょう?」


以下は今日、O氏にきいたお話です。

O氏「表現歪めずにそのまま伝えますね。
僕が知り合いの会社さんAさんとJAMSTOREの話になった時、こう言われたんですよ。

『JAMさん、いいんですけどねー。リモートワーカーとか、主婦が腰掛けでやってはる仕事ですもんねー…。うちはちょっとお願いするのは難しいかなー…。やっぱりうちは、本気で仕事やってるんですよねー。ちょっと厳しいかな』

と。僕ね、悔しかったんです。皆さんの仕事ぶり、知ってるだけに。でもあえて本当に言われた言葉を伝えておきますね、こう考える方も一定数いるのは事実です。」

正直驚きました。私も同席していた幹部も。

未だに主婦だから、とか、リモートワークだから、とか、そんな要素が判断基準になる人がまだまで存在していることに。


新しい価値を認めると、
自分を否定した気になるのかもしれない

ただ冷静に考えたら、その人がそう思うのも無理はないのもしれない、とも思えました。

仕事も家族も大事にする、リモートワークで出社しない、残業しない。経験活かして効率よく働いてるから仕事早い。子どもにおかえりって言える毎日。

そんな感じで「好き」に働いている私たちが、毎日楽しく働いてたら、いや、世の中に存在していたらそりゃ認めたくないだろうな、と。

長年、自分のワークスタイルが「長時間労働・残業当たり前・価格勝負」で、顧客に振り回されてきた毎日。そんな働き方から切っても切れない状態にある人は余計に。自分の存在意義を否定しかねない。

クライアントに思いがあるとか、ないとか、そんなこと関係ないのかもしれない。そんなことより「一生懸命頑張ること」が大事。

だとしたら、そりゃ私たちとは一緒に仕事したくないと思うんですよね。
だけど、そこに未来も感じないし、ただただ刹那的な匂いがするのは私だけでしょうか。


“私は”思いがある会社を、クリエイティブで支えたい。

いつも幹部会議ではいろんな話が出ますが、最後はいつも「JAMSTOREのお客様になってくださる方、ってどんな企業さんなのか?」という話になります。

誰のために私たちは存在するのか、仕事するのか。

今日、このO氏の話しを聞いてあらためて企業規模は関係ないなあと、つくづく思います。条件はただひとつ「思いがある人・企業」。そのお手伝いがしたい。そうでないと互いに不毛な時間を過ごすし、未来が見えない、そんな気がするから。

「この商品を広めたい」「こんな仕事がしたい。」「こんな風になりたい」「こんな風に変わりたい」などなど、大きくても小さくても構わない、自分の仕事に理念・ビジョンがある企業様を支えたい。

仕事相手を見下さず、パートナーとして対等に接してくださる方とお仕事したい。しなきゃいけない。

そう心に誓った春の日でした。

ではまた。

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