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松本らしい「ブランディング」とは

10月で決算の弊社。今期はいろいろありました。
特に大きかった変化が組織のダウンサイジング。

企画・プロデュース系の淀紙器製作所企画部と、クリエイティブの実務に特化したいわばクリエイティブファクトリーのJAMSTORE、この2つに組織を分けて、アフターコロナ、いやウィズコロナでも動きやすいより小さな組織に変更したのです。って、そもそも小さい会社でしたけどね。

おかげさまで夏前から急増したご依頼にも、比較的スムーズに対応できる体制が整えられたなあ、と胸を撫で下ろしています。とはいえ、まだまだバタバタですし、新規案件の制作着手は早くて12月になりそうなほど、ご依頼は絶えていない状態ですが。

ただ、こんなバタつく中こそ、来期の方針を考えていました。いろいろある中で、来期も続けたいのが「私自身のブランディング」。
今日はそのお話について書いてみます。

手の繋がっている世界で、わたしを「ブランディング」する

「松本をブランディングします」という宣言、これはもうずーっと社内で、何年にも渡りスタッフにいうてきたことなので、スタッフは「また今期の決算もいうてるわ」と思ってるかなと笑。ただ、この課題をかかげた数年前と今とでは私自身、その「範囲」が違ってきているな、という確信はあります。

イメージは、掲げだした当初より少し狭くなっていて、いわば自分の手が繋がっている範囲。
つまり現お客様、そのお客様からのご紹介者、仕事仲間・パートナーさん繋がりのご紹介が中心。もう少しだけ派生するなら、SNS(Twitter)で繋がっている人、noteを見てくださった人など。要は、松本の仕事や考え方を知っている人に対しての、ブランディングに注力したいなと、思っています。

なぜなら、その方々からいただくお仕事が一番実りが多いのです。
関係性も、信頼も、利益も、すべて。

良いお客様は、良いお客様を連れてきてくださる、これ、どの業界でも真理かなと。

私の思うブランディング、それは、私がどんなことを大事にしていて、どんな仕事する人なんです、ということがお仕事をする前から、ちゃんと伝わるようにする、ということ。
そしていざお仕事がはじまったあとは、伝えたことを有言実行したい。そうしたら、広告をうたずともお客様が勝手に、お客様を連れてきてくださるから。

マーケターの人からみると「いや何その領域、狭!」かもしれないですよね笑。でも私の器、有言実行を守れる範囲ってその規模、その範囲なのです。私が手を繋げる人を無理なく、着実に大切にしたい、そのためにできることを考えたいと思っています。

お客様にも、手の繋がっている世界での
ブランディングをおすすめする、しか出来ない

紹介や人の繋がりで築いた小さな商圏。結局、私自身はこのフィールドで商売させてもらうようになってからのほうが、明らかに余裕が出来、潤うようになりました。だからどうしても、その観点で考えたクリエイティブが得意だし、松本流のクリエイティブだなあと感じています。

「広く知ってもらう=儲かる」という図式とは限らない、
「広く知ってもらう=それだけコストかかる」でもあるから。

例えば検索上位表示、リスティング広告。世に自社の商品・サービスを知らしめるWEBのテクニックは世の中に溢れています。
それをすべての企業が使うべきか?答えはNoだと思っています。
もちろんその手法を否定しているのでは決してなくて、私はそこは得意じゃないし、あんまりやってきていない、というだけです。
私がやってきたのは小さな商圏でブランディングして、手堅く利益を出す企業様のお手伝い。手の繋げる範囲できちんと「ブランディング」するお手伝い。

自分がよしとしないこと、自分の不得手なこと、そこで頑張って商売しようと思っても、どこかに無理が生じる。対価に見合ったお仕事がお返しできないから
私と同じ目線、小さな商売領域で潤う方もきっといるはず。その方々とともに、小さな商圏でしっかり潤う。それが私のできるお手伝いなんじゃないかと。このコロナ危機で特に思いました。

私には大きなビジネスを維持する能力はないです。ただ、目の前の企業をみつめて整理整頓して、できることを考える、それならできる。
いまこの多忙さ、バタバタさに流されて、品質を害ってしまわないようにするには?
来期はどう布陣を組むべきか?手放すものは何か?あともう少し、決算まで考えてみたいと思います。

ではまた

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