見出し画像

ライターとして自信のなかった私が、徐々に仕事を増やしたそのプロセス

昨日はこんな記事を書きました

記事の文末にも書いた通り、今回はどうやって仕事の幅を広げたのか、についてお話したいと思います。

最初の仕事が、次の仕事を呼んでくれた。

飲み仲間がくれた、ライターとして初仕事。その次にもらった仕事は、最初のクライアントが仲良くしていた関連企業様からでした。
「うちのグループ会社も、取材できるライターさん探してるんです」と言って、次のお仕事をご紹介下さった時はとても嬉しかった。
なぜなら看板でもなく、人柄でもなく、私の実績を元にお仕事がいただけたから。今思えば価格が安かった、ってことも大きな要因ではあったと思いますが笑。でも理由が、価格でもなんでも「実績がキッカケ」で仕事がもらえたことは事実で、それが強烈に嬉しかったんです。

「ライターとしての実績ができた」という事実。それは大きな希望でした。「こんな仕事をする人です」「こんな仕事が出来る人です」と、事実ベースでいいたかったから。それがいいたいがために、最初の2社は比較的ローコストで(笑)受けていたと思います。安くてもとにかく、自分の出来ることをいろいろ盛り込んだ。取材力、顧客対応力、企画提案、一眼レフでの写真(照明たいたり、までは出来ませんが)、そしてもちろんライティング。リクルート時代に培ったすべてを盛り込んでお仕事をこなしていました。

筋を通すこと、授かった販路を活かすこと

フリーライターとしての実績ができたら、今度はその実績を持って新たな方向へ営業をはじめました。それは、業務委託として制作ディレクター業務を任されていた、リクルート系各種メディアの担当企業。
もちろん、リクルート社の商品・利益に携わる時は「リクルート経由」で受注&請求が鉄則!!私が個人でアピールしたのは、リクルートが商品ラインナップしていない、“商品以外”の販促ツールに関するライティングです。

お仕事を受けるとき、お取引先やパートナーさんに「筋が通らない話や、道理をはずれた話」は、いくら儲けが多くても、受けないと決めていました。だって、商売はどこまでいっても人と人、でするものです。しかもクリエイティブの世界って、結構狭い。特に関西。不義理すると、絶対どこかで繋がってバレて、自分に帰ってくると思っているんです。

だから私が販促ツールのライターとして営業したのは、リクルート社の数字は侵食しないことだから。むしろ顧客との関係性も強化できるし、三方良し。そう思って始めたのでした。(当時のマネージャーにも念の為、話は通していました。)
ただ…こんなこといいながらも、私だって若かりし頃、悪気なく、気づかずしていた不義理故に、いま仕事どころか、「連絡もしたくない!」なんて思われてるケースもあるかもしれませんよね…。それはこちらは私の知る良しもないところですが。
「こいつあかんわ」と思われたら相手はたいてい、文句もなにも言わず、ただ黙って去っていくケースがほとんどですから。私含め誰しもが、悪気なく不義理しちゃったり、失敗を繰り返したりしながら個人事業主として、企業として成長していくものじゃないかと。過去の失敗を反省しつつも不用意に恐れず、でも謙虚さは忘れずに、前向きに営業していけたらいいなあ、と思っています。

実績を積み重ねる、販路を活かす、その繰り返し

まとめると、私の動きは以下の通り。

大手情報誌の専属ディレクターとして「制作実績」を積む
→大手情報誌での「制作実績」を元に、フリーライターとしての仕事を取る
→「フリーライターの実績」ができたら、元の販路にライティング案件の営業をかける
→すこしずつ幅を増やしていく

この流れの繰り返しで少しずつクライアントを増やしてきた20年。

実績無し&新規で仕事をとってくる、ってすごくハードル高いものです。だから「顧客」と「外注」いう関係をもっている人は、大事にするべきだと思います。でも不義理はアウト。遠慮せず、でも周囲に配慮を忘れずに。

私もまだまだ、これからです。周囲のクライアントやパートナーさんと、よりよい関係性を深めていけるよう、尽力したいと思っています。

ではまた。

サポートしていただけると、励みになります!!