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スターズ・オンの「ショッキング・ビートルズ」を覚えている人はいるのだろうか
洋楽を聴き始めた13歳の頃、FMでオンエアされる曲をテープに録音して聴いていたわけだが、その中の1曲に「ショッキング・ビートルズ・45」という曲が入っていた。
アーチストは「スターズ・オン」と言って、オランダのグループのようだ。正しくはStars On 45というグループ名だそうだが、当時は「スターズ・オン」だった。
ビートルズの曲をメドレーにしてディスコ調にアレンジしたものだが、この曲は全米1位はもちろんのこと、カナダやオーストラリア、ヨーロッパの国々でも1位を記録しているようだ。
※最初は前振りなのでビートルズメドレーが出てくるまで1分半待ってね。
俺の場合は本家よりもこっちが先にテープに録音されたビートルズだったと思う。この曲は日曜日朝のAMラジオのポップス・ベストテン番組で何度も耳にしていた。だから1981年の年末にFMでヒット曲を特集した番組を聴きながら録音した。
このスターズ・オンというグループはビートルズの他にも、アバ、スティーヴィー・ワンダー、ローリング・ストーンズの曲を、声質がそっくりなシンガーを起用し、ディスコ調にアレンジしていた謎のグループ。俺もこれ以上のことはあまり知らない。ウィキペディアではこのように書かれている。
1980年代初頭、違法に制作された12インチレコードの海賊盤があった。内容は1960年代のヒット曲をノンストップで収録したものであり、その中でサンプリングされていたものの中にショッキング・ブルーの「ヴィーナス」があった。怒った「ヴィーナス」の著作権管理者は、この海賊盤を更に“海賊盤化”しようと画策。プロデューサーにシャープエガーモントを迎え、オランダの歌手の中からそれぞれの曲のそっくりさんを起用し、合法的にリリース。その結果、海賊盤を凌駕し、全米(Billboard Hot 100)1位を記録する大ヒットとなった。
要は誰かが勝手に昔の曲を繋げて12インチレコードを作っていたのを、アイデアをパクって合法的に始めたってわけだ。
上に貼ったYouTubeを聴いてもらえばわかるが、特にジョン・レノン役の人は声が似ていて、当時俺は本人たちなのかと思ったぐらいだった。それでずっとシングルのバージョンしか聴いていなかったんだけど、コロナ禍になる前にディスクユニオンでたまたま見つけたレコードがこれ。
![](https://assets.st-note.com/img/1710938815285-kIU9WAKUk4.jpg?width=800)
A面にはビートルズメドレーが16分にわたって収録されていて、B面には60年代のロックン・ロール・メドレーが3トラック収録されている。
なお、ビートルズメドレーには何が入っているのかは英語版ウィキペディアを参照してもらいたい。
俺もレコード見るまでこの曲のことはちょっと忘れかけていたんだけど、80年代のヒット曲を回顧した時に、スターズ・オンの名前が出てくることはほぼない。あんなにヒットしたのにとは思うが、やはり権利とかが関係してくるのだろうか。
だからTwitterとかでも、この曲やグループ名を見かけることはほぼ無いし(一応あるので「ほぼ」と言ってる)、俺よりも上の世代の人は覚えているのかもしれないけど、中学生になったばかりの俺の世代とかその下の人たちが覚えているなんてのは、相当のマニアか変態ぐらいだろう。後追いで知ることはめったにないかと。
それにしても、改めて聴くとディスコ調とは言うけど、バスドラで「ドンッ、ドンッ」ってリズムを作って繋げているだけで、結構シンプルだな。アバやストーンズの場合もこんな感じなのかな、未だ聴いたことがないんだけど。
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