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これも断捨離?Blu-rayディスクレコーダーを処分してブルーレイプレイヤーを購入した話

ずいぶんと長く使っていたブルーレイディスクレコーダーが壊れてしまった。正確に言えば、レコーダー本体は壊れていないが、リモコンがききにくくなり、そして翌日には一切リモコンが効かなくなってしまった。電池の液漏れがおきていたからリモコンの基板がだめになってしまったようだ。

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我が家にはテレビはもうなく、プロジェクターにブルーレイディスクレコーダーとFire TV stickを繋げている。(この画像は、プロジェクターの映像が窓ガラスに映った、視聴中の刑事コロンボのワンシーン。シャッタースピードを上げて、わざとレインボーノイズが見えるようにして撮影してみた。)

代替リモコンを買うことも考えてみたけれど、長く使っていたレコーダーだったし、そろそろHDDやレーザーピックアップにガタが出てくるかもしれない。それに、最近レコーダーはもういらないかな、と考えはじめていたので、この機会に処分をすることにした。

レコーダーで録り溜めた番組は
・観るのか、観ないのか
・HDDに残しておくのか、消すのか
・Blu-rayにバックアップを残すのか、残さないのか
そうした決断を日々迫られることになる

HDDがいっぱいになってくると、容量を空けるために観て消さないと、という思いになりそれが地味にストレスでもあった。

HDDを空けるためではなく、今、観たいもの、観るべき物を観たい。

それには、配信で観れるものは配信で観て、配信されておらずDVDでしか観れないものはDVDを購入することにしてしまった方がいいのでは?と思うに至ったわけである。

我が家でのメリットはいくつかあり、
・チューナーがなくなる(NHKが◯◯にというやつですね)
 我が家はもともとテレビがなく、もっぱら夜間にプロジェクターで映画や番組を視聴していた。日中はテレビは見ないし、YouTubeのコンテンツの比率も上がり、iPad ProなどでTVerでテレビ番組を視聴する機会も増えていたのでチューナーはいらないな、と考え始めていた
・アンテナケーブルを無くせる
 チューナーにつけていた地デジとBSの2本のケーブルが邪魔くさいな、と考えていたので嬉しい
・HDMIケーブルが短くできる
 これは少数派のケースだと思うけど、プロジェクターがソファー横にあり、オーディオアンプとスピーカーが向かいの壁面側にあるため部屋を横ぎる長いHDMIケーブルを窓際に這わせていた。アンプがある側にアンテナ端子もあり、このような配線が続いていたが、アンテナケーブルがいらなくなれば、ブルーレイプレイヤーはプロジェクターの側に置き、音はBLEでアンプに飛ばせば良い
・リモコンがスッキリする
 レコーダーのリモコンはどうしても長くて、不恰好。学習リモコンとか他のリモコンを使うことも模索したけどどうしても使い勝手が悪い。チューナーがなければかなりスッキリとしたリモコンになる
・なによりもHDDの容量を空けなきゃという考えから解放される
 どれを観るのか?そもそもレコーダー以外にもPrimeVideoやTVer、YouTube、NHKオンデマンドなど観たいコンテンツはいくらでもあるのに、レコーダーのディスク管理、コンテンツ管理のことを考えたりするのはもう面倒で嫌だ。

特に最後が一番大きい。

配信などで本当に今観たいコンテンツは映画館に行くより遥かに安く観れるのでそれを積極的に使う。またブルーレイディスクやDVDなどで配信されていない過去の名作、良作にせっかくの時間をきちんと割くことにしようと思ったのだ。

それに今は自宅にはいないところで、スマホ、iPad、パソコンから視聴したいし、最近のレコーダーではそれは出来ないわけじゃないけどレコーダー用に無線LANルーターを準備したりするのも面倒で、以前nasneを利用していたときは上記のコンテンツ視聴管理の面倒くささやネットワーク帯域による映像の粗さなどとあいまってネットワークエラーが起きたりしたタイミングでそうした使い方はしなくなってしまった。

もちろんデメリットはいくつかあって、
・自分が出演したりしたテレビ番組を録画できない
(これは自社や自社の製品、自分と関連したものとおきかえてもいいだろう)
 過去にワールドビジネスサテライトなど取材いただいた番組を録画しておくのに、レコーダーは役だったけど、ほとんどあるものでもないし、記録はスマホなどで出演シーンの写真を撮れば良さそう。数年に一度あるか、という程度だし、そもそもテレビに1,2分チラッと出るくらいだともう影響はあまりない。テレビ観ている人も昔ほど観ていないだろうし。
・TVer配信されていないテレビ番組が観れない
 今だと関ジャムやアメトーーク。ただスペシャルなどで配信されたりアメトーークClubなどの配信サービスも。以前は鉄腕ダッシュや、イッテQはTVerで配信されていなかったけど、これらが配信されるようになった。あとコロナ禍の影響も多少あるかもしれないけど、上記番組が以前ほどは面白くなくなってきたかな…といのもあり(他に面白いコンテンツがたくさん世に出てきたからそう感じるのかも)

ということで、DVDやブルーレイが高速で観れる、立ち上がりが早いブルーレイプレイヤーがあれば良いという結論に。PS5は買えそうにないし、ディスク再生だけなら消費電力も少なくアクセスが速い再生専用機が価格も手頃で場所もとらず扱いやすそうだったからだ。

といっても手頃な値段のブルーレイ再生専用機はもうソニーとパナソニック、LG、東芝くらいしか出しておらず国内メーカーからは新型がここ数年出ていない。レコーダー売った方が儲かるし、TSUTAYAがどんどんと閉店しているように新規需要も少ないのだろう。逆にいえば、今は最後に性能の良いブルーレイ再生専用機を買っておくのにいい機会なのかもしれない。

いつも100インチサイズに投影しているプロジェクターは4KではなくフルHDだし、高額なUltra HDブルーレイディスクは買うことはないなと思ったので(フランスで購入したお手頃価格の魔女の宅急便のブルーレイとプロジェクターの組み合わせが驚くほど綺麗で十分。4Kコンテンツ利用するにしても配信が主になるだろう)、ソニーのBDP S1500に狙いを定めていたけど、Ultra HDにも対応して上位機種のBDP S6700の新古品がとても安く価格差がS1500とほとんどなかったのでこちらを購入。

BLEヘッドホンやスピーカーと直接接続できる機能を内蔵しているのが便利そう。前モデルのS6500もほとんど機能が変わらないようなので、こちらを選んでも良さそう。

BDP-S6700(Amazon)

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サイズがとてもコンパクトで場所を取らないの良い。パナソニックも同じくらいのサイズだったけど、前面パネルに「電源」など漢字表記がプリントされているのがデザイン的に好みに合わず。シニアユーザーにはこちらのほうが使いやすいかな。

ACアダプタ式なのはイマイチと考える人もいそうだけど12V800mAなので、車載用にしたり、完全に自己責任だけど5V-12Vの昇圧USBケーブルでも動かせそう。ちょっとした旅行にも持って行けそうだ。

ということで、最近亡くなったゴダール監督の作品を動画配信やディスクでしばらく堪能してみるつもりです。

メルカリで購入したStudio Voiceのゴダール特集号。実はフランス生まれなのにゴダール監督の作品は1本もちゃんとまだ観たことがないのです。住んでいたマルセイユが舞台の作品もあるようなので楽しみ。

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