見出し画像

留学会社とエージェントについて

Guten Tag!!
ドイツからお届けいたします。

本日は留学会社とエージェントについてになります。
サッカーで海外留学、挑戦を考えている選手はたくさんいると思います。
その中では3通りに別れると思います。

1 代理人を使い海外挑戦をする
2 留学会社を使い海外に挑戦する
3 自分の力で直接海外にきてしまう


1 代理人を使い海外挑戦をする
代理人、エージェントを使用する場合
それは代理人、エージェントを通してクラブからオファーをもらったり、クラブにアプローチしたりする日本でプロとして活動している選手です。
この選手は基本的に代理人にはお金を支払いません。
代理人の資金源は移籍の際に発生する移籍金だったり、チームからの給与から数%をもらったりする形で発生します。
実質給与から数%貰っているので選手から資金が発生しているのですが、移籍を考え実行する際には発生しないという感覚でお考えください。
代理人は18歳以降つけられる決まりになっていますが、優秀な選手はその前から代理人と関係を持って18歳の段階で代理人契約をします。
国内に強い代理人、欧州に強い代理人、アジアに強い代理人、利益1番の代理人(移籍を繰り返す選手を好む)、選手利益が1番の代理人。
代理人との関係をドライなものと捉えていくのか、もっと密な関係でやっていくのか。
代理人をする人もプロフェッショナルな部分と人間的な部分があるのでそこは相性もあると思います。
色々な方の話を聞いて最終的には自分個人で判断することが大事です。
代理人との契約も一生続くわけではなく、数年契約が多く、上手くいかなくて変えていく人もたくさんいます。
現在の自分の意向とあっているか、将来的な展望を考え自分のベクトルとあっているのかなどが判断基準かなと思います。

2 留学会社を使い海外に挑戦する
そしてもう一方は留学会社を使用する場合
こちらは日本ではプロレベルではなく海外に挑戦する際にその手助けをしてくれるところを探す形です。
簡単に言うと語学留学をするのにプラスしてサッカーチームを紹介してくれる感覚です。
もちろんサッカーに特化しているところを探すのですが、プロでない以上、留学会社である以上資金が発生します。
これは渡航前にサポート費として支払うことが一般です。
サッカーをしに海外に来ている選手の大半はこちらだと思います。
こちらは会社によって違いますがサポート内容としては基本的にサッカーチーム練習参加手配、住居サポート、ビザサポート、語学学校サポートなとが含まれると思います。
ここで気をつけておきたいのは留学会社が代理人業もしているのか、どこまでチームとの繋がりがあるのか、ここが大事になってくると思います。
留学会社を使って海外挑戦をする選手はまず自分が現状代理人から声がかかるレベルでないことを客観的に認識することが大事です。
どのようなプランを立ててプロを目指していくのか、または海外チャレンジを考えているのか。
留学会社と選手の関係ではサポート費が発生しているので問題も多く発生します。
言っている事と違った場合などは問題だと思いますが、お金を払えば全てサポートしてもらえると考えてくるのは少し違うと思います。
ここで選手としては絶対譲れない部分を自分の中に作る事。
そして筆者の意見としてはそれは練習参加だと思います。
個人でどうしようもない部分に対してしっかりサポートしてもらえるのかが大事だと思います。
もちろんここも自分の実力次第ではあるのは大前提です。
その他の部分はとにかく自分でチャレンジして上手くいかなかったりわからなかったりしたら相談するスタンスが海外で早く成長していくポイントだと考えます。


3 自分の力で直接海外にきてしまう
最後の3つ目は何も使わずに自力で来るとパターンです。
こちらは情報も少ない数年、数十年前は非常に多かったパターンです。
最近でも自分で調査してやってくる選手は一定数いると思います。
生活に関してはなんとかなると思います。
ここでの問題はチームの練習参加になると思います。
ドイツに関しては7部くらいまでのチームは良い選手を常に探しているので連絡をすれば基本的には練習に参加できると思います。
6部に関してはチームによります。
そして5部に関しては地域によりますが言葉の面も含めてより難しくなってきます。
4部以上は基本的には代理人やスカウトからの話が多くなります。

日本にいてわかりづらい事ですが、ドイツでは移籍が頻繁に行われています。
日本とは違い全てが学年事に分かれている育成ですがU12から移籍金が発生して毎シーズンどこかで移籍が行われています。
これは試合に出るのが目的である感覚なので試合に出れそうになければ途中またはシーズン後には違うチームに移籍していきます。
良いチームからオファーがきて移籍する場合もあります。
そしてたくさんのスカウト、代理人も選手を見ています。
活躍すればスカウト、代理人、チームからも声がかかります。
以上のことからも大事なのはとにかくチームに入り1シーズン通して試合に出て活躍することです。
そこから選手としての道が開かれていきます。

そのためのステップとして本日は海外挑戦の際の留学会社とエージェントの違いに焦点を当ててお話しいたしました。
何か少しでも参考になれば嬉しく思いいます。

それではTchüss!!

サポートして頂いた資金は海外で活動する選手のために使わせていただきます。今後も海外で活動する、これから活躍していく志の高い人達のサポートをお願い致します。