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広がる白樺と豚丼の地平線 夏のPhotoブレ幅旅6日目 帯広〜雌阿寒~美幌編

こんにちは、あなたのココロのスキマ♡、写真と旅でお埋めします、hirotographerです。

夏のPhotoブレ幅旅もはや6日目。折り返しを過ぎた模様。
昨晩はシモンズのベッドの部屋だったにもかかわらず微妙な寝つきの悪さ。例のごとく早めに目が覚めて二度寝してぼんやりしながら携帯を見ると別所さんのサロンでの私の投稿に写真家の井上浩輝さんから帯広のおススメについてのリプが・・・飛び起きて窓を開けると少しくぐもった霧のような天気。この天気がむしろアタリだ。

5分でホテルチェックアウトして出発。我ながら謎のスプリント力。

一人旅ではあるものの、Twitterだったり、コミュニティだったり、サロンの人と絡んだりしながらなので寂しさもなく楽しく日々過ごせているのでありがたい限り・・・。こういうのもテクノロジーが可能にしたことだとしみじみ感じる。※私個人がお二人に何かGiveできているわけではないのだけれど、おそらく「同じ写真好き」として優しくしていただけるのは感謝しかない。もちろんTwitterで絡んでくれる他の方々も名前は出してないけれども同様に。

というわけでアサイチは井上さんからオススメいただいた白樺並木へ。BENROの三脚を大開脚して撮影する。割と今までこういった形で望遠レンズを構えたことがなかったので機材が撮影方法を広げてくれることもあるんだなと実感。

大開脚!!

 そして、ここに来て今までほとんど利用したことがなかった2倍テレコンが活躍する。思ったよりも画質も良く、今まではもしかして手持ちしてたからの微ブレでイマイチだったのかもしれないと反省。機材は適切な使い方をしないとやっぱりダメ。うーん、甘えてたのか。
白樺並木は、少し霧がかった奥の雰囲気と相まって良い感じに撮れた。白樺の間がスキマが空くとちょっと間の抜けた印象になるので望遠でほどよく詰めつつ、空をできるだけ入れないようにしてみた(曇りで白飛びするので)。個人的には縦構図も撮ったけど、横の方がしっくりくる。防風林としての機能美と景観美を兼ね備えた素晴らしいスポットである。

密な白樺並木。

絶景スポット巡りばかりになってもつまらないので途中停車しながらスナップ的な写真も撮りつつの道行。実家も車で10分も行けば田んぼに囲まれた田舎ではあるけれど、やはり北海道の風景は一味違う。独特の景観や木々を楽しみながらなので車を止めてしまってばかりだ。

丸い形状からパヤパヤと飛び出る枝が溜まらない。
なんだか並びが好き。
定番の畠のライン
真ん中の層が気になる緑の世界

9時を過ぎても霧をまとったような天気が続いているため、遠景まで見渡せるところに向かってみる。新嵐山スカイパーク展望台はメムロスキー場の上に位置する展望台。木材でできた展望台が設置されている。いざ登ってみるとすごい羽アリの数。これはかなり木材にダメージなんでは?と少し心配になる。帯広の畑を一望できるロケーションはなかなか。朝焼けスポットでもあるらしい。

ぼんやりパッチワーク
木が・・・

若干消化不良気味だったため、続いて曇天でもなんとかなるスポット幸福駅へ続けて向かう。

「愛の国から幸福へ」ブーム[編集]
一部の旅行者に注目されていたこの駅は、1973年3月、NHKの紀行番組『新日本紀行』において「幸福への旅 〜帯広〜」として紹介されたことから知名度が上昇した。2005年4月からスタートした『新日本紀行ふたたび』で同サブタイトルで同番組の第1回放送でも紹介されている。
周りの駅は相次いで幸福駅までの乗車券を増刷し、幸福駅付近の商店も入場券の販売をするようになった。特に幸福駅より2つ帯広駅寄りの愛国駅と併せて、「愛国から幸福ゆき」という切符が一大ブームとなる。1974年にはこれを元にした歌『愛の国から幸福へ』(芹洋子)も登場した。1972年には7枚しか売れなかった愛国 - 幸福間の切符が、1973年は300万枚、4年間で1000万枚超も売れた[4]。観光客が多数訪れるようになり、待合室の内外に利用者が名刺や使用済みの定期券などを記念に残すようになったのもこの頃からである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E9%A7%85

ここではピンク色の「幸福行き」切符を買って願い事を書き、駅舎に張り付けることができる。いわゆる映えスポット。

https://hokkaido-labo.com/area/tokachi/kohuku-station

ピンクがカワイイ!!とかこんな感じのイメージなのだけど、残念ながら私が撮ると・・・

はい、

特級呪物のできあがりです(にっこり

ヤバい悪霊が攻めてくるので霊媒師アベンジャーズが集まり、お札を張りまくって抵抗するんだけど、なぜか突然の強い風が吹いて全部飛ばされて呪い殺されてしまう、そんなやつ。

#ハッシュタグ和風ホラー映画のワンシーンのように


でもなんでみんなこんなに幸せになりたいんですかね?
幸せとはあくまでセロトニンとかドーパミンとかエンドルフィンとか報酬系ホルモンの出ている一瞬の状態。なのでそれを状態としてキープするなら薬物になるし脳がぶっ壊れるので、そういう分泌が起こりやすい状態をできるだけ維持すること、と定義すると大事なのは

1.「心身の健康」をベースラインとして保ちつつ
2.自分の機嫌を自分で取れるようになり
3.社会との関わりを持ちながら
4.上記1~3を阻害するリスクをできるだけコントロールする
5.どうにもならないこともあることを受け入れる

っていうところに集約されるんではないかと思います。って何の話だっけ?

ただ、幸福駅に靴を忘れていった人↓は確実に不幸だと思う。合掌。

ティンバーランドのローカットブーツですね!

お昼も近づき昨晩の豚丼店舗全部営業時間外事件から、完全に豚丼を切らしたジャンキーのようになっていた私は同様に井上さんからの情報に基づきドライブイン伊藤へ爆走。

ちなみに帯広の豚丼は、ぱんちょう、はげ天、とん田、いっぴん、など過去巡っていますが、このドライブイン伊藤は恥ずかしながら完全ノーマーク。
入店してメニューを見ると何種類も豚丼があって目移りしてしまう。悩んだ結果、私が頼んだのはこちら!

一見、温玉が乗っただけの普通の豚丼ですが・・・

1.5倍×1.5倍=1000倍
これがモホロビチッチ豚丼不連続面です。

その中身はご飯→肉→ご飯→肉→温玉の温せん玉子二階建て豚丼です。この地殻とマントルの境界面の積み重ねのような重厚な不連続面は私の箸を止めさせてくれません。

店内では豚丼の歌?がずーーーっと流れてます。しかも2パターンある模様。視覚、味覚、嗅覚はもちろんのこと、聴覚にも訴えてくるとはさすが人気店。大変美味しくいただきました。

なお、テクノロジーにも敏感なこのドライブイン。スターウォーズのR2D2よろしく、上げ膳据え膳ボットを導入しており、時には出来たての豚丼を運び、時には食べ終わったお皿を回収するという豚丼新世紀の姿がここにあった。

絶対にペッパー君って呼ぶなよ!絶対だぞ!

腹ごしらえが終わると昨日と同じく温泉、と行きたいところだが、今日は2時間ほど車を走らせなくてはならない。ガスのメーターは既に半分を切っているが、給油できない高速道路区間ワースト1位に堂々輝く道東道 足寄(あしょろ)IC~由仁(ゆに)PA:約175km の一部をひた走る。足寄を降りたところでなんとメーターは残り2の状態で給油。まだ余裕だけど状況によっては緊張感のある補給になりそうである。

そのまま車を走らせ、オンネトーへ。オンネトーは雌阿寒の湖。この湖面は季節の条件により変化するため、「五色沼」とも言われている。

が、ご覧のとおりドドメ色。3~4回来ているが満足のいく写真を撮れたことはない・・・。

iPhoneで撮った(

ただ、このオンネトーのすぐそばにある野中温泉こそが至高の湯であることをお伝えしたい。新鮮で量も豊かな硫黄泉であり、ワインに「神の雫」があるというのであれば、これはさしずめ『神の泉』

香りも鮮度も入浴感もすべてが素晴らしい。
風呂から上がった瞬間、

ごちそうさまでした!


って言って土下座しそうになる湯だ。
内湯と露天に分かれているが、同じ湯でも色が変化し、五色沼状態。オンネトーの鬱憤すら回収する素晴らしさ。

青白色に濁る。
黄緑の透き通った湯。

内湯は湯船から常にオーバーフローしており、この流れる床に寝そべる「トド」状態が本当に天国。今回も20分ほど昇天した。

かわいい猫

風呂を出ると風が強まって、葦が激しく揺れている。思わずシャッターを切った。

揺れる葦
これは何?

今日の経由地ラストは明後日の早朝のために下見をする目的で美幌峠。山側はきれいな夕日が焼けており、三脚を構えて撮影したものの、三脚が倒れそうになるほど強い突風が吹きまくっている。シャッタースピード1秒にしたら絶対にブレるレベル。

美幌峠の山側

下見なので屈斜路湖側もチェック。相変わらず飛ばされそうな強風だが、撮影ポイントは定まった。

美幌峠の屈斜路湖側


さて本日は車中泊。美幌峠からさらに移動して明日のアサイチ撮影のために備えるが、かなり下っても変わらず凄い風が吹いている。晩飯は質素にカップラーメンで済ます。強風の中でもなんとかお湯は入れられたものの・・・

調子にのってコーヒー淹れようとした倒れてコーヒー豆こぼすし、淹れてる間にコーヒー冷めるし最悪である。優雅さを知りたい・・・。ちなみにJetBoilの不満点であるコーヒー上手く注げない問題はこのチタン製の口金でばっちり解決。風さえなければ・・・

というわけで6日目も無事旅とnote続けることができました。4日目のnoteも今日の注目記事にピックアップいただき嬉しい限りです。スキ&シェアで応援いただいているみなさま、ありがとございます。

引き続き道中をnoteにまとめていきたいと思いますので是非チェックしてみてくださいね。

7日目はこちら↓

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