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幻の夏を追い掛けて昭和初期の木造校舎でシネマティックなポートレートを撮ってきた話

あなたのココロのスキマ♡ライカと写真でお埋めします、hirotographerです。(※動画のリンクもありますのでぜひ最後までお読みください)

旅グラファーはとにかくお出かけが好きです。三度の飯よりお出かけが好き!全部外食になるのも辞さない覚悟です(結局食べる)。それなのに・・・コロナに旅行という翼を奪われた昨年、我々に夏はなかった・・・

青い空の下、いつもより勢いよくぶつけ合うビールの乾杯も・・・
髪をアップにしてうなじが綺麗な浴衣姿のあの子も・・・
炎天下のBBQでの肉が焼ける匂いも・・・
アスファルトの向こうで揺らぐ陽炎も・・・
仲間と海に出かけるあのワクワクも・・・

まさに失われた夏。
それは幻の夏!!(心の中のIKKOを全力で排除しながら叫ぶ)

そびえ立つ入道雲や青い海、祭りの賑わい、鮮やかな夕焼けも夏の思い出をかき立てますが、コロナ禍にちょっといつもと違くてすこし懐かしい、なんだか
シネマティックな夏を写真でお届けしたい!!

というわけで夏の思い出を作りにポートレートを日帰り遠足的にやってみよう!と、やってきました丸太の森の旧福沢小学校ホームページのHTML感にあふれ出る昭和の趣き。ノスタルジーを禁じ得ません(ここで一気に昭和に飛ぶ!飛ぶんだ!!)

※施設には撮影の申請許可を取得し、撮影利用料を支払っております。

今回のモデルは最近教則本にも出演したまちさん。はい優勝!

で?シネマティックって何?

端的にいうと映画っぽいの意。
静止画なのに物語を感じるようなって意味らしい。もしくは日常なのに非日常っぽい。とりあえず投稿に  #シネマティック とか #映画のワンシーンのように とかつけておくとそれっぽい雰囲気になる。映画自体、寅さんからマーベルシネマティックユニバースまで幅広すぎるがゆえに、近所の冴えないおじさんですら映画のワンシーンにしてしまう可能性を孕むなんでもありな魔法の言葉である。ないしは、正直意味は特にないんだけど、なんかこう意味がありそうなんだぞ!という撮影者の儚い主張だったりする。濫用すると自分の首を絞めることになるので注意が必要。

紫陽花編

駐車場に着くとあたり一面の紫陽花!(臨死体験

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当然のように紫陽花に埋めて撮ります。色味独特ですが拾ってきたLUTを当ててからLightroomでいろいろいじってます。

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丸太の森は高低差も結構あってスニーカーがおすすめ。日差しも結構強い時間帯でしたが、森の中はよい風情で時折スポットライトが差し込みます。

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途中でつり橋があったり、東屋があったり、道があっているのか若干不安になりつつも、なんとか目的地の旧校舎へ。途中でメンバー3人でコーヒーブレイク入れました。撮影しながら森の中で飲むコーヒーは格別過ぎてお茶会が目的だったんじゃないかと勘違いしそうになりました。無論、茶菓子も持参。

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旧校舎編

古い校舎ってなんだか懐かしくなってしまうのは何でなんですかね?
実際こんな古い校舎で過ごした記憶ないんですが。

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カーテンがない窓が多く、日光で窓枠の格子がキレイな影を作ってくれます。

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窓を開けたり閉めたりしても入る光が変わるので、逆光やリフレクション、アンダー気味の表現などいろいろ試して撮るのが楽しい施設です。

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最後は教室内へ。机や椅子も少しずつ素材や形が違っていて懐かしさを誘います(使ったことはない)。学校行かない!と明言している少年革命家Youtuberもいますが、いつかこういう気持ちになれるので学校は行ってもいいと思います(個人の感想)。

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展示の一部を使ってリフレクション。幻の夏を表現してみました。
もうIKKOの影はちらつきません。

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鏡の向こうの自分に手を伸ばす・・・今回はシネマティックポートレートなので映画の文法で言えば右側は過去を意味しています。左側は未来です。
私の設定ではなく、映画の文法です(繰り返し)

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動画編

今回の撮影にあたり一緒に企画したVideoGrapherのShinyaさん。最近では動画講師も務めます。動画一本あたりの追い込み方がヤバイ人です。
作り込むときはモデルさんと1対1がいい気がしますが、今回みたいな企画だと3人ぐらいで楽しく撮るのが好きです。一方が撮っている間に撮影のアイディアを考えたり、同行者のアイディアを受けて派生させたり、自分の引き出しが広がる感があるのでオススメです。あとは撮影・編集後にお互いの写真を見せ合うのが楽しいし、勉強になりますよね。なお、シネマティックなのかどうか議論するのだけはお勧めしません。

Shinyaさんによる動画はコチラ!

まとめ


最後までお読みいただきありがとうございます。
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