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人生は挑戦で溢れている

2024年5月3日(金)7:00 a.m.
俺にとってのGWは今日この一日。早起き成功。

最近気づいた事がある。
早起きする事よりも早寝する事の方が難しい。
でも昨日は23時には布団につき、寝れた。
そのお陰で朝7時に起きたにも関わらず全く眠くなく、
むしろ目はパッキパキで起きた。最早血走ってた。

血走りながら支度中の今日は山登りに行く。
場所は大和葛城山。
大阪最高峰約960mの山である。
と言っても奈良方面から登るので大阪感はまるで無い。

午前中には登り終えて、下山して昼メシを食う予定だったので8:30には家を出た。
車で向かう道中にマクドに寄って朝マックを食べた。
(朝マックだけマックって言うのなんぜ?朝マクドはキモいから?)

マクドはいつ食っても美味いな。すっっきゃ。

朝食も終え、大和葛城山を目指す。(俺は運転じゃない)
どんどん田舎に突入していくこの感じが個人的に好きで、いつもワクワクする。
ブランコですら酔う弱小三半規管を持つ俺は、乗り物はあんまり好きじゃないけど出かけるのはそこそこ好きという、自分でも納得のいかないパラドックス体質を持ち合わせている。
神様、あんまりだ。

10:30頃、山の麓に到着したら大渋滞をしていた。
どうやら駐車場の空き待ちらしい。

山ってこんなに混むんか?たかが山ぞ?

と考えている時、ふと右を見ると『P』の文字と満面の笑みで手を振るお婆ちゃん。
どうやら自分の土地を繁忙期だけ駐車場として貸してるらしく、なぜか皆んなそこには停めずにもう少し上にある駐車場に停めようとしているらしい。

「俺らはここでいいか」となり、行列を外れてお婆ちゃんの方へ向かう。

👵「奥に入った所に停めて〜」

お婆よ、この先は畑だ。
何なら後ろの方にちょっと苗植えてるじゃないか。

だが進めと言うお婆に逆らう事は出来ず、まぁ本人が言ってるんやからええか。とマジでただの畑に車でズカズカと入り、指示された場所に駐車した。

車を降りるとどう考えても畑の上。
いいのか?まぁ、まぁ、、、ええか。

お婆ちゃんに前払いの駐車場代を渡しに行くと、

👵「ケーブルカー使わずに登んの?元気やねぇ」

お婆よ、アンタの方が幾分か勝って元気やぞー。

お婆に別れを告げて山を登り始めるとルートが別れていた。
『櫛羅の滝コース』と『北尾根コース』。
滝という言葉に惹かれ、『櫛羅の滝コース』を選ぶ事にした。

いざ!

登り始めるといきなり、すぐ隣が崖の細い道を歩く。
高所が無理な俺は(ヒエェ…死ぬやん…)とか考えながらゆっくり歩いていると、ダッシュで下山してくるおっちゃんとすれ違った。

(おい!死ぬぞ!!!やめとけ!)

と心の中で叫ぶ俺を見る素振りもなく駆け降りて行くおっちゃんの背中は都合良く大きくなんて見えず、ありのままの等身大だった。

登り出して約5分。
滝を楽しみに登っていると何処からか水の音が。
まさかな。と思い少し登るとそこには滝が。

早くないか?まだ5分ぞ。

『櫛羅の滝コース』と言うならば滝はゴール間近に設定されていて、そこを目指し頑張るものだという先入観があった俺は、入山5分にして目標を達成してしまい開いた口が塞がらないとまではいかない驚きがあった。

いや、まぁ俺の先入観であって全く嘘はついていないし、ポジティブに考えればメインディッシュを先に食べれてむしろ嬉しいまであるのか。と思い、一応少し口を開けておいた。

これは俺の期待の仕方が悪いな。

とりあえず水を目に焼き付けるヒロトくん

一通り楽しみ、滝を越えてまた歩みだす。
自然災害の影響か、途中道が崩れていたりしながらも何とか登り続けた。
登山って周りは森やしそない景色変わらんやろと思ってたけど、生えてる草木も名前こそ知らんが場所によって違う事ぐらいは分かった。
なんせ空気は澄みに澄みまくっているので、とりあえずひたすらに気持ちの良い道中である。
俺にもこうゆう感性はちゃんと備わっていたのかと少し安心しながら登り続けていく。

途中、下山してくる5人家族とすれ違った。
父母と5〜7歳ぐらいの元気な子供2人。そして、まだ産まれたばかりであろう赤ちゃん1人。
上りで疲れただろうに元気に下る子供を見てるとこっちまで元気になってきた。

そんな事を考えていた時、ふと思った事があった。
お母さんはまだ歩けない赤ちゃんを抱き抱えながら登山してたって事?

凄すぎるやないか。

母の偉大さを目の当たりにした瞬間だった。

ひたすらこんな道。夜に来たら絶対遭難する。

登り始めて1時間ぐらいが経ち、頂上が近づいてきている予感がし始めた。周りは高い木々ばかりだった道から少し背の低い草木に変わり、初めよりしっかり舗装された道になり始めた。

この日の気温は結構あったかく、登りながら汗をかいてはいたが不思議と疲れてはなかった。
初挑戦の登山で気づかないうちにアドレナリンでも出てんのか俺は。

頂上も近づいてきた頃、少し広けた場所にでた。
小川の水の音や、草木が身を寄せ合っている音が充満したこの空間は、頂上に着く達成感以上に暖かく気持ちの良い空間と時間だった。

感性、いてくれてありがとう。

関係ないですがペットを飼い始めました。かわいいです。

そして、約1時間半ほどかけて頂上に到着した。
初めての登山なので早いのか遅いのかも分からないが、運動を全くしなくなった俺でも登れた事に少し安堵し景色を眺めた。

気持ち良いな!頂上は!!

まだピークではないものの、辺りに広がるツツジの花。
朱色と緑色が地面で混ざり合い、綺麗な空色が周りを覆っていた。
地平線と空を見ていると、地球が丸いことは容易に実感出来た。

当たり前に思っている事もこうして体験してみると、学んだ常識にリアリティが出て突然面白く感じる。
実際、「地球丸いやん!オモロ!!」ってその場で口走ってた。

【百聞は一見にしかず】や【論より証拠】を体験する事は、人を成長させる1番の近道な気がした。

まだまだやりたい事だらけやなー。
本当に人生は挑戦に溢れている。


長くなってしもた。では、またー。

ピークじゃないとはいえ流石に綺麗なー。
ヒロトを探せ(激ムズ)

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