見出し画像

天気が良いし、京都へ行こう。

2024年4月12日(金)9:00 a.m.
最近天気が良くて、春らしく、気持ち良い毎日だ。

桜は葉桜になり始めたが、気温・天気は春そのもの。

春の訪れは桜が知らせてくれるが、
春本番はその後かもなぁ。

とかなんとか思ってる金曜日の午前。
今日は京都へ行こう。珍しく目当てはある。展示会。


『金曜ロードショーとジブリ展』

なんとまぁ興味が惹かれるタイトルのこの展示会は、その名の通り金曜ロードショーとスタジオジブリが共に歩んできた歴史を観る展示会で、鈴木敏夫氏も「金曜ロードショーのお陰でトトロは売れた」と言うほど関わりが深いらしい。

あの国民的映画のトトロが?とは思ったけど、よく考えてみれば金曜のゴールデンタイムに何年にも渡って映画を放送し続ける影響力は凄まじいものやろうし、国民的映画に押し上げたのは金曜ロードショーなんやろうな。

実際、当時映画館で放映されている時の興行はあまり良くなかったみたいで、良い作品だからもっと観られるべきだと思った結果テレビ放送が行われたみたいやし。

さぁ、こんな気持ちの良い天気の日には京都へ出かけよう。

春になると午前中が好きになる

京都に着いたのは11:30頃で、少し腹は減ったが展示会は予約制&時間別入場制なので12:00入場に間に合うように会場へ向かう事にした。昼メシは終わってから食おう。

行く途中に見つけた団子屋で三色団子を買って向かっていると平安神宮のドデカ鳥居が姿を現し、くぐった先に会場の京都京セラ美術館が見えた。
なんか久しぶりの展示会で胸が高鳴っていた。

時間には間に合ったみたいですぐに入場出来た。
ある意味日本人の青春、金曜ロードショーとジブリ。
小さい頃から刻まれ続けた記憶の明瞭度が増す瞬間である。

お前なんでもっと楽しそうに出来ひんねん

この展示会を通して各所に居る『フライデーおじさん』
今の金曜ロードショーには登場しないから降板させられたのかと思っていたけど、展示会ではちゃんと居て嬉しかった。

デザインは宮崎駿が担当してるらしく、どおりでジブリ作品と相性が良いわけやと1人納得し歩みを進めると最初のフロアに到着した。

鈴木敏夫氏の青年時代から歴史を遡っていく構成で、奥に進めばどんどん近代になっていった。
各年代ごとにその時代を象徴する流行りのおもちゃや音楽、コミック雑誌なんかも一緒に飾られていた。

話は聞いた事あるし映像では観た事あるけど、実物は初めて観る当時の品々に興味津々のヒロト少年の心は躍り続けていた。

ジブリ作品が公開された年には、その作品の絵コンテ?コマ割り?所謂漫画の状態のコピーも一緒に飾られていた。

ほんまにビックリした。

絵コンテに描かれてる絵が俺らが観てた映画そのものやった。
俺は絵も描かないので勝手なイメージでしかなかったけど、絵コンテのコマ割りの段階でこんなにも映像に近いのかとどの作品を観ても驚いた。
勿論、全てが宮崎駿監督作品ではないので描き方や指示にそれぞれの個性はあるが、それにしても映像と一緒過ぎる絵が並んでいるのは凄く感動した。

これはアニメ映画全般に言える事やけど、映画の制作に何年もかかる理由をやっと目の当たりにした気分だった。
実際、『君たちはどう生きるか』の構想は2018年頃からあったみたいで、約5年経っている訳やけどむしろ早いんじゃないかとすら思った。

もう既に来てよかったと心の底から思っていた。

これ流れへんようになった時寂しかったな〜

奥に進むと撮影OKのゾーンに突入し、ナウシカに出てきたキャラクター達や世界観がほぼ等身大の模型で飾られていた。

(小さい頃に来てたら号泣してたやろなぁ)

と思うぐらい迫力はあるし、怖いと感じる人も居るであろう空間。

でも周りを見渡してみると子供たちは嬉しそうに、興味津々に写真を撮って喜んでいた。ジブリ凄えな。

更に奥に進むと公開時のポスターと同じ背景(等身大の模型)が用意されており、主人公気分でポスターと同じ写真が撮れるエリアがあった。

男は恥ずかしいよなぁ、こうゆうの。
でも、そこでどんだけ‘はしゃげる’かで楽しさは変わってくると思った俺は意気揚々と「借りぐらしのアリエッティ」のARポスターコーナーで写真を撮ったが(ここが一番空いてた)今思えば映画は観た事あってもポスターを知らんかった俺はすしざんまいポーズをして幕を閉じた。

お前ホンマにアリエッティ観たか?

お土産コーナーを抜けて外に出ると満足感で溢れていた。

楽しかったなぁ。

と一緒に行った子と話していると、メシを食ってない事を今更思い出した。
時計を見ると時刻は14:30で入場してから2時間半も経っていた。遊んだね〜。

個人的に約半年ぶりのオフ日とゆう事もあり、大変満足した事やし、景気付けに回らん寿司食うぞって事で寿司屋に。

場所を変えながら100年以上続く夫婦経営(2代目)の寿司屋で、めちゃくちゃ美味かった。
大将の奥さんに、近くのお勧めの散歩道も教えてもらって、ご飯を食って散歩に出かけた。

京都、相変わらず素晴らしい場所だ。
俺は京都が大好きだ。

昼から呑んで気持ちE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?