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リモートワーク事始め ~Dos and Don'ts~

■ はじめに
こんにちは!ReproGrowthMarketingチームの稲田です!
弊社でもフルリモートワークに移行してから早くも1ヶ月が経過しました。
元々僕は家では仕事ができないタイプだったのですが、この1ヶ月間で試行錯誤しながらなんとか集中できる環境を構築しました。
今回は急にリモートワークに移行して同じような悩みを抱えている人向けに、生産性と健康の為にやるべきことと、リモートワークにおけるマインドセットに関して自分なりにまとめてみました。
是非みなさんのご意見も聞かせてください!

1. メリット・デメリット

こちらに関しては人によって大きく変わるかと思いますが、以下が僕にとってのリモートワークのメリット・デメリットです。

メリット
・1人でもくもく作業できる時間が増えた
・食事が健康的になった
・お金を使わなくなった

デメリット

・運動量が著しく減った
・仕事とプライベートのメリハリがつきにくい
・人と人との関わりが希薄になった

おそらく多くの人が挙げるであろうメリットとして、「出勤時間が無くなったことによる可処分時間の増加と電車ストレス軽減」があるかと思いますが、僕はオフィスから徒歩5分圏内に住んでいる為そのメリットは享受できませんでした笑

個人的にメリットでもデメリットでもあるなと感じたのが「仕事とプライベートのメリハリがつきにくい」ですね。
作業時間が増えて作業量は上がっているものの、時間単位でみた生産力を考慮すると同等かそれ以下になっていた自覚はあり、疲労も溜まりやすい為ここは早急に改善しなければいけないなと感じていました。
健康でありつつ、生産性も向上させる為に気をつけていることを以下で書いていきます。(まだまだ試行錯誤中なのでみなさんのおすすめの方法なども教えてください!)

2-a. 生産性の面

リモートワークをし始めて改めて実感したのは、オフィスは仕事に全集中するためにできているなと。
これは当たり前と言えば当たり前なのですが、完全リモートワークになって家で仕事をするようになって、オフィスのありがたみを強く実感しました。

なので、最初に自分の中で強く意識したのが「家は仕事をする場所ではなくくつろぐ場所である」ということです。
これは逆説的に聞こえるかもしれませんが、自宅でも集中できる環境を構築しつつ、ダラける時にはダラけられるようにすることで、メリハリが生まれ生産性を向上させることができるわけですね。

以下順番に生産性を向上させる為に実行してきたことを記します。

①:オフィスと同じ環境をつくる
まず最初にやったのがオフィスの環境を自宅に再現することです。
勿論お金の問題で全てを再現することは無理ですが、普段仕事をしていた環境をできる限り自宅にもつくることで、スムーズにリモートワークに移行することができます。

■ リモートワークのために準備したもの
・メカニカルキーボード
・スタンディングデスク:新調
・ノイズキャンセリングヘッドホン
・PCモニター:新調
・室内履き:新調

特にこの中でもノイズキャンセリングヘッドホンはかなり重要です。
そもそもの住居というものが、仕事をするための場所ではなく生活音がするため、できる限りノイズを遮断することが集中力アップの上で必須になります。

あと、室内履きほんと大事。自宅だと足先が冷えてしょうがないので僕は新調しました。(allbirds室内履きはちょっと贅沢だった笑)

てかこうやって見るとだいぶイキッた作業環境ですね笑
ただ会社でも普段からこのセットで仕事をしていたので同じものを自宅にも再現した形です笑

あと、まだ僕は改善できていないのがWi-Fiです。
電波の強弱は直に生産性に繋がるといっても過言ではないので、今は乗り換えを検討しています。

②:メリハリをつける
冒頭で記載したように、自宅で仕事をする際に直面するのが「際限なく働けてしまう」問題です。逆も然りで、ダラけようと思えばいくらでもダラけられてしまうわけですね。
作業時間は増えていても時間単位の生産性が上がっていなければ意味がありません。

普段会社で働いていた際には、トイレ休憩やウォーターサーバーに水を汲みに行く際や、コンビニに行く際などで無意識に細かくオフの時間ができていましたが、自宅での作業ではなかなか難しいです。
意識的にオフの時間を作る・時間管理の意識を高める必要性がでてくるわけですね。そこで僕が活用しているのが以下の2つです。

一つ目がポモドーロテクニックです。
これは仕事や勉強、家事などのタスクを25分間続けた後に5分の休憩を取り、そのサイクルを最大4回続けるという時間管理術を指します。
ぶっ続けで作業をするとその後の反動が凄いので、細かく休憩を挟みながら作業をすることで、1作業時間あたりの生産性が上がるわけです。

僕は「BFT - Bear Focus Timer」を利用しています。
スマホを裏向きにするとタイマーがスタート、表にすると止まるというシンプルな仕組みなのですが、自由に1作業時間および休憩時間をカスタマイズできるため、作業の性質によってサイクルを変えることができて便利です。


二つ目がタイムトラッキングです。
出社と帰宅の工程が無い分、意識して1日の作業時間の内何に時間を費やしているのかを可視化して振り返りを行うことが重要だと感じました。
Googleカレンダーでその日の予定・タスクを全て記入はしているのですが、差し込みなどで何だかんだ予定通り進まないことが多いので、予実をカレンダーとタイムトラッキングアプリで管理をしています。

僕が利用しているのが「Toggl」です。
作業内容をグラフで可視化できるので何に時間を費やしているのかが一目で分かるのが特徴です。
また、起動と同時にタイマーがスタートするので、すぐに作業に取り掛かる・切り替えできる点も気に入ってます。

③:仕事をするマインドへの切り替え
自宅で作業をする上で、仕事をするマインドへの切り替えが重要です。
僕は以下2つを必ずやっています。

①:仕事に行く格好に着替える
②:時計をつける

リモートワークだとルームウェアで作業をする方多いと思うのですが絶対やめたほうがよいと思います。普段仕事に行く格好に着替えることで仕事をするスイッチが入りますし、仕事が終わったタイミングでルームウェアに着替えることでしっかり切り替えが行えると思います。

もう一つは時間管理と似たものになるのですが、腕時計をつけるようにしています。時計をつけることで時間を意識して仕事をすることができるようになるかと。

上記は僕にとっての仕事モードへのスイッチですが、自分にあうスイッチを見つけるのがよいと思います。

2-b. 健康・幸福の面

ここまで生産性をあげるために心がけていることを記述してきましたが、ここからは健康・幸福面で意識していることを書きます。

このリモートワーク生活1ヶ月で感じたのが、心と体が非常に疲れているなと。
メリハリをつけるのに試行錯誤しているのもあるとは思いますが、慣れないリモートワーク生活・いつまで続くか分からないこの状況にストレスを感じているのは間違いなくあるなと。
今も試行錯誤しているところですが、自宅に閉じこもりながらも健康であるために僕が実践していることを以下列挙します。

①:定期的に換気する
②:日光を浴びる
③:始業前に散歩する
④:お金を使う
⑤:人とコミュニケーションをとる

この中でも、①〜③はかなり気分がよくなります。太陽の光を浴びると脳内で幸福物質であるセロトニンが生成されるためですね。
出勤の際の徒歩がなくなった分、僕は始業前は軽く散歩をするようにしています。

あとお金を使うのも結構重要だなと感じました。消費活動って瞬間的に幸福度を高めるんですよね。さらにモノではなく体験にお金を使うと幸福度が増すのも科学的に証明されています。
僕は塚田農場さんで丸鳥を買って自分で捌いて食べてます笑 旧来の生活だったら絶対やらなかったことだと思うので、いい体験できたなと思ってます。
それと、この機会にChompyでフードデリバリーも初体験しました。

こういう体験に投資をするというのも幸福度に寄与するのですが、人の為にお金を使うことでさらに幸福度が上がると言われています。
さらにこの状況なので、飲食店業界をダイレクトに支援をすることができるのもでかいと思います。

是非普段の自炊に飽きた方は、テイクアウト・デリバリーを活用してください。それは自分の為のみならず人の為にもなるので。

3.リモートワークの Dos and Don'ts

個人でリモートワークであればここまでの点を気をつければ会社勤務の際と同じ生産性を担保できると思うのですが、人と関わる上ではそれだけでは足りません。
リモートで常には顔が見れない状態でチームで円滑に仕事を進める上で改めて大事だなと思った点を挙げていきます。

①:聞くのを躊躇わない
会社にいた際には気軽に相談できていたものが、リモートでは話しかけにくいというのがあるかと思います。
弊社ではDiscordを常に繋ぎっぱなしにして、話しかけたい際に話しかけられる環境にしています。
ここで重要なのが、話しかけられる側も話しかけやすいように協力することです。具体的にはミュートにはしていいけど、音声はオフにしないといったルールです。
ただ一点注意してほしいのが、いつでも話しかけられるからといって、アジェンダを用意していない・要点を整理していない相談をして良いわけではない点です。リモートでも変わらず相手の時間をもらっている点を意識しましょう。
全員で協力して議論ができる状態をつくるのが重要です。

②:時間に忠実に動く
リアルで会っていた際には会議が少し遅れて始まるのも融通が効いたと思うのですが、リモートでは状況が可視化されないためそうはいきません。
複数人で作業する際には今まで以上に時間通りに動く必要性が高まるのを感じました。

③:意思表示を明確にする
オンラインミーティングでビデオをオンにしている割合はかなり少ないと思います。これは自宅環境などの都合でしょうがない部分はあるとは思いますが、その分意思表示を明確にすることが必要になります。
分からないなら分からないのを伝えるのは当たり前ですし、ちゃんと返事をするなどコミュニケーションを今まで以上にしっかりしなければいけません。
あと、言葉・文章を発しないとその人は存在しないと同義になります。

④:議事録をとる
今までの会議では、もし内容に疑問があれば後から対面で参加者とすり合わせを行い確認をすることができました。(良いか悪いかは置いておいて)
しかし、リモートでは会議終了時点で全員の間で共通認識を形成することが今まで以上に重要になります。
心の底から願うのが、議事録と発言録・メモを混同しないで欲しいということです。
議事録を書けない人意外と多いので、この機会に書けるようになってください。お願いだから。

⑤:こそあど言葉を使わない
これはウェビナーを担当している方だと強く共感頂けるかと思うのですが、こそあど言葉はオンラインでのコミュニケーションを阻害します。
というのも、こそあど言葉は身振り・手振りを含めた身体言語である割合が高いからです。
できる限り、こそあど言葉ではなく具体的な言い回しで話をすることが重要ですね。

あと、こそあど言葉に関連して重要だと思うのがツール操作スキルです。
仕事柄、人の資料や文書をレビューするのが多いのですが、細かい指示が伝わりにくいのを強く感じています。これは僕の伝えるスキルの改善余地は勿論あるのですが、被レビュー者の理解力とツール操作スキルにも強く依存します。
資料のある部分を修正してもらいたい時に機能名を用いて説明することが多いのですが、被レビュー者がその機能を知らないだけで一気にコミュニケーションコストが高くなるからです。
ツール操作方法という共通言語を形成できるようにしていきたいですね。

4."withコロナ時代"に求められる人材とは

"3.リモートワークの Dos and Don'ts" で記載して改めて思いましたが、これらって社会人として本来は当然であるべき内容なんですよね。

withコロナ時代では、役職や声量・その場のノリといった表層の部分が意味を為さなくなり、より本質的なスキル・マインドセットが備わっているか否かが人の価値を決めるようになります。

これは旧来の優秀な人間のステレオタイプが、この時代においてようやく大きく変容することを示唆しています。
例えば、旧来は真面目であること・長時間働いていれば評価されることもありましたが、今後は結果でしか評価はされません。
一部の人間にとっては自身の市場価値を大きく上げられるタイミングと言えるでしょう。

仕事の進め方も同じです。
黙って会議に出席して与えられた作業を定時が来るまでこなしていた人間の価値は無くなります。今まではそれでも勤怠という形で一定評価がされていたものが、リモートで全ては可視化できない今、評価対象はアウトプットの量と質だけです。
自分の意見が無い人間・あっても表明できない人間の価値はなくなり、主体的に課題を発見する人間が必要になるのです。

端的に言えば、解決をできる人間(作業者)から問題を発見できる人間に価値がシフトしていくスピードが益々加速するということです。


リモートワークにより可処分時間が旧来よりも増加している今、その増加分を何に使うかはダイレクトにwithコロナ・afterコロナの自身の市場価値に響くと感じます。
未熟な僕は粛々と仕込み、実践をし続けます…

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