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Long Road Home

色々と思うことや記録しておきたいことがあるが、どんどん時間が過ぎて行き、積もり積もった記憶の層の底辺に追いやられてゆく。止むに止まれぬ事情で去年の10月から仕事量と責任が一気に増え(給料とは裏腹に)、なんとか一年が過ぎた。たった一年かもしれないが随分と遠くまで来たような気がする。

世界も目まぐるしく変化しており、目を背けたくなるニュースに溢れている。この小さな街で自分にできることの僅かさに日々直面していると、吹けば飛ぶような日々に不安を感じることも多い。アメリカで何十年も暮らしている日本人の方々にお話を伺う機会を頂くたび、生き抜く力に圧倒される。

出張でいろんな場所に車で行くたびにアメリカって広いなって思う。地図で見てると私の行動範囲なんて本当に狭い。だけど、出会う人、見る景色、直面する修羅場、様々な体験が自分の世界を少しずつ広げてくれている実感がある。まあ、私は私で一歩づつ進もうとも思う。

お正月に日本に一時帰国する航空券を買った。都会と違って交通の便がよろしく無いため、帰国には結構な労力を使う。だけど楽しみだ。

ジグソーパズル。知らない場所だらけ。寝る前にちょっとづつ作るのを習慣にした。精神衛生上とても良いんじゃないだろうか。
車窓。長時間の車移動は疲れるが、気持ちいい時もある。音楽を聴く機会も圧倒的に増えた。いいことだと思う。
出張先の楽しみ。気取ってないイタリアンの食堂でラビオリを頼んだ。取引先に連れて行ってもらった。自分だけでは絶対に辿り着けないから、こういうのは嬉しい。そして無条件に美味しい。
家に帰るといつもいる。彼女のなりの日々の旅を終え、ここに戻ってきてくれているのだと思う。家に戻らなくていいの?もうここを家にしたのかもしれない。


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