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きっといいことありそう

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ある日、肩の痛みが強いから整形外科に行ってみたらいきなり大学病院紹介されて。。突然肺がんって告知を受けてからの心境をここに残します。
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#副作用

4月18日。癌先進国であるアメリカでは癌ゲノム治療、免疫療法が盛んで生存率も顕著に上昇している。日本はまだ認可されていないらしい。次回の通院時にゲノム治療について質問してみよう。あわせて、癌が小さくなった場合に手術という選択肢はないのか聞いてみたい。

4月14日。改めて肺癌であることに恐怖を感じる日々。無意識に肺癌について調べてしまう習慣。ふと、今までは素通りしていたゲノム治療に目が止まった。順天堂病院はゲノム治療ができる数少ない病院らしく、入院中もポスターを見た記憶はあるが、遺伝的な治療だと思い気にも留めていなかった。

昔味わった感覚を思い出すことはこれだけでない。元来自分の中にあった都会へのコンプレックス、恥ずかしい発言や行動などを延々と後悔する思考と、時代を先取っていたような、カルチャーの中心にいると思っていたころを美化して比較してネガティブになる。

4月13日。2回目のイミフィンジ投与は初めての通院によるもの。前回投与後に足のムズムズ、イライラ感があったが今回は投与中から嫌悪感があり、ちょっとでも気を抜くと精神的に落ちそうになった。この時に決まってムズムズ感が現れる。この感覚、小学生のころ寝てるときに味わったものと一緒だ。

あるブログでは、ご主人が告知を受けてからおよそ2年弱、イミフィンジ投与が終わって数か月後に息を引き取った様子がつづられていた。またある薬剤師のブログではイミフィンジについて詳細に説明がされており、5年以上長期生存率は5~6割との論文発表があった。

3月28日。昨日はあまり気にも留めなかったが、ふと副作用について知りたくなった。Google検索すると色々出てきたがどれも信ぴょう性に欠ける。ただひとつだけ気になったのは、イミフィンジ投与中は劇的に症状が緩和するが、1年が限度のためそれ以降に転移や再発することがあるようだ。

何事もなく1時間ほどで点滴は終了。主治医もこのまま何もなければ火曜日に退院と軽く告げられた。そういえば朝、研修医2人と担当医とも3月でいなくなるらしい。「異動ですか?」「いえ、わたしたち(研修医)は別の病院へ、担当医はがん専門病院へ」とのこと。こんな重要なことが初耳だった。

ところが、いつもは冗談ばかりいう看護師が副作用について説明受けたが執拗に確認してきた。さらにRも副作用について説明があったか聞いてくる。実は隣のベッドがまったく同じ診断名、治療段階で一日違いだったのでほぼ同じ説明になる。すると別の看護師も隣の人に副作用の確認を執拗にしていた。

PPTで作った簡易資料を2枚持参し副作用についての説明が始まった。上から順に読むだけで何を言いたいのかはっきりしないまま、最終的には出る人と出ない人に分かれていて、重篤なものは糖尿病のような症状とのこと。それもほとんど出ないらしい。以前研修医から受けた説明と大差ない。